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龍友「ほらやっぱり玲於やん」
裕太「玲於がAとの約束忘れるわけないしな」
健二郎「Aー、あっくんて誰や?」
さらっと聞き流していたが、健二郎の疑問により全員の脳内は突然出てきた存在の“あっくん”にシフトされた。
「え?篤志さん。」
直人「篤志さん?!」
剛典「そんな呼び方してなかったよな?」
「デビュー前はずっとあっくんって呼んでたの。デビューしてからは先輩だし、篤志さんにしたんだけど、この前こっちの呼び方にしてって言われたから、あっくんに戻した!」
広臣「へぇ、」
ELLY「え、もしかして篤志さんもAのこと…?」
健二郎「可能性はあるな。」
隆二「マジで?」
ELLY「だって週一で家来るんでしょ?本当に娘みたいに可愛がってるかはわかんないよ。」
予想外のライバルの登場に動揺しまくる三代目の面々。
涼太「Aってヒロさんのスカウトやんな?」
「ん?うん。元々ダンス習ってたんだけど、大会とか出てたら声かけてもらって、そこからあっくんとかマキさんとかに会ったかな。」
隆二「すげぇ…」
尊敬する篤志さんとの昔話に目をきらきらさせる隆二。
直人「歌は習ってなかったんだ?」
「うん。初めてオリメンと一緒にカラオケ行った時に歌ってからレッスン受けさせられたね。」
あの時みんな顎が外れるんじゃないかと思うぐらい驚いてたな。
すぐにあっくんがヒロさんに電話して、次の日からレッスンが始まったんだ。
直己「はい。話はそこまでにして、そろそろトレーニング始めようか。」
「「はい」」
「あ、私ちょっと顔出しに来ただけなの。あっくんとこ行かなきゃだからまたね!」
亜嵐「え?!もう行くの?俺とも話そうよ〜!」
今はあっくんが先!
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作者名:さくら | 作成日時:2018年5月3日 17時