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興奮が止まらない岩ちゃんはマスクに手をかけて青木さんに取っていいか確認した。
マネ「うーん、」
直己「いいじゃないですか。こんだけ応援してくれてるんですから、」
マネ「…そうだね。いいよ。笑」
マネージャーの許可が下りると全員一斉にマスクを外した。
「……ぇ？」
一斉にマスクを外した俺達に疑問を持ったのか俯いていた顔を初めてあげた彼女。
そのぱっちりとした目は大きく見開かれ、声も出さずに固まった。
隆二「どうも。三代目 J Soul Brothersです。笑」
広臣「応援してくれてありがとう。」
「えっ…えっ？」
テンパりながらキョロキョロと全員の顔を見た彼女は手で口元を覆った。
「うそ…」
直人「いや〜驚いたよね？ごめんね？
でもそんなに応援してくれて嬉しくてさぁ、」
ありがとね？と直人さんがお礼を言うと彼女の目に溜まっていく涙。
健二郎「あ、あ〜！泣かんといてぇ？」
ELLY「周りから見たら絶対怪しいですね。笑」
直己「でかい男達が女の子囲んでるからね。笑」
剛典「応援ありがとう！めっちゃ嬉しい！」
岩ちゃんが彼女の手を両手で握って笑うと、ついに涙が溢れた。
「こ、こちらこそ！毎日元気もらってます！」
隆二「あはは、毎日聴いてくれてるんだ？」
「もちろんっ、VBAで選ばれたお二人のこともすごく尊敬してます！これからも頑張ってくださいっ」
さっきまでとは違って涙を流しながら喜んでくれる彼女に、俺達も口元が緩みきってしまった。
綺麗な目から出る涙を指で拭うと、驚いた顔をしてから何かを思ったのかハッとした。
「皆さんだけマスクを取るのも不公平ですよね、」
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作者名：さくら | 作成日時：2023年2月23日 20時
