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「あ！そうです。ありがとうございます！」
よかった、壊れてない。と画面を見て安心した姿を見てると、チラッと待ち受けが見えた。
隣にいる直人さんにも見えたらしく、
直人「え！！ねぇ、もしかして三代目好き？」
直人さんがそう尋ねると各々話していたメンバー達が驚いた表情をして女の人を見た。
「え？あ…そうなんです。」
直人「そっかー。笑
実は俺らも好きなんだよね！まだ売り出したばっかだから曲少ないけどさ、どの曲が一番好き？」
直人さんの切り込んだ質問に俺達もじっと女の人を見つめて答えを待った。
急に出会えた自分たちのファンに、みんな喜びを抑え込んでるけど、目がキラキラとしていた。
「どれも素敵ですけど、私は…LOVE SONGが一番好きですね。」
隆二「…どうして？」
「すごく、愛に包まれた歌じゃないですか？
“迷いのない真実を 伝え続けていたい”
“君が今日という日を嘆いたのならば 僕は変わらずうたっていよう”
いつも、曲を聴いて励まされるんです。
真っ直ぐで優しくて、幸せをくれる。そんな彼らの歌を毎日聴いて、今日も頑張ろうって思えるんです。」
俺らの画像が映し出された画面を優しく見つめながら、穏やかに話してくれた彼女。
その声に、表情に、どれだけ俺達が好きなのかが伝わってきた。
ぶわっと胸に広がる。言葉にならない喜びや感動。
泣きそうになりながら隣をみると、直人さんがすごい笑顔で頷いていた。
パッと臣を見ると臣も少し涙目で、目が合うと照れながら笑いあった。
直己「君も何か音楽を？」
直己さんが微笑みながら聞くと、彼女は一瞬不思議そうにした後、背負っているギターケースに視線を向けた。
「はい。趣味程度に歌を作ってたまにここら辺で歌ってるんです。
三代目がデビューしてからはダンスにも興味があって、今日はレッスン終わりに少し歌って帰ってるところに絡まれてしまって…、」
広臣「自分で作るんだ？すげぇじゃん！」
「いえ、そんな…」
剛典「ダンス楽しいよね！青木さん！いいっすか？！」
俺らのファンで、歌を作って歌っていて、俺らの影響でダンスにも興味を持ったという彼女に、俺達は興奮気味。
みんな嬉しさが隠せてない。笑
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作者名：さくら | 作成日時：2023年2月23日 20時
