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目黒区の入り組んだ道にある、隠れ家のような外観の店。
その店の前に立つ帽子とサングラスをかけたオーラ溢れる男は、腕時計をチラリと見てからポケットに片手を入れた。
すると、タイミングよく店の前に1台のフルスモークの車が止まる。
男はそれに気づくと車に近づき、ドアを開けた。
「あれ？」
「お疲れ、A。」
「お疲れ様です。どうしたんですか？臣さん。」
店の前で待っていたのは三代目 J Soul Brothersのボーカル、登坂広臣。
そして広臣にエスコートされながら車から出てきたのは、先程Mステの撮影を終わらせたAだった。
広臣「Aを待ってた。笑」
「え！わざわざここで？ありがとうございます！」
広臣「いや、俺が早く会いたかっただけだから。もうみんな待ってるよ。」
その一言にAの表情が緩むのを見て、広臣は優しく頭を撫でた。
2人で仲間たちのいる個室へと向かい、締め切られていた襖を開けた。
剛典「あ！A〜！待ってたよ！」
直人「初仕事お疲れ様〜！」
彼女達が来たことに気づいて振り向いた彼らは、それぞれ労いの言葉をかけた。
先程EXILEの楽屋にいた直人と直己も既に座っていた。
「遅れてすみません、」
ELLY「そんなこといいのいいの！それよりも！」
直己「どうだった？」
健二郎「緊張したか？」
隆二「そりゃするでしょ！」
みんながみんな、Aの初仕事が気になるようで、矢継ぎ早に聞いてくる。
広臣と隆二の間に座ったAは向かい側に座る直己、ELLY、健二郎の問いに応えた。
「すっごい緊張しましたけど、ミス無しでいけました！篤志さんもよかったって！」
剛典「よかったじゃ〜ん！俺たちも見たよ！Aのステージ！」
「見てくれたんですか？！」
隆二「当たり前じゃん！」
広臣「Twitterにめっちゃ動画上がってたよ。笑」
ELLY「今はAでトレンド埋まってるよ。笑」
目の前のELLYが自身の携帯をいじった後、Aの方に画面を向けた。
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作者名：さくら | 作成日時：2023年2月23日 20時
