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Music Station EXILE楽屋内
アキラ「ヒロさん、今日あの子も出るんですよね？」
ヒロ「そうだよ。」
哲也「結局未だに会ったことないんですけど、どんな子なんですか？っていうかいつ会えます？笑」
マキ「大人しい子だよな？」
ウサ「うん。でも芯は通ってる感じ。笑」
将吉「今日出演ってことはどこかの楽屋にいるって事っすよね？！」
ヒロ「まぁまぁ、始まったらわかる事だから。笑」
敬浩「ここまで俺たちにも徹底的に隠すってことは相当な逸材なんじゃない？」
ケンチ「気になるなぁ〜。あの動画の再生数とか既に凄いことになってるよな。」
ネス「話題性としては完璧な作りだよね。」
敬浩「あと、絶対美人！！」
将吉「わかる！俺も思った！」
あのニーハイがたまんねぇ〜、と盛り上がっている様子を苦笑いで見つめているとヒロさんに手招きされる。
ヒロ「篤志。」
そのまま2人で静かに廊下に出ると、ヒロさんは廊下の奥を指さした。
ヒロ「Aの楽屋、ここの奥なんだ。緊張してるだろうから、行ってやってくれないか？」
篤志「もちろん。」
ヒロさんと別れ、名前が書いていない1番奥の部屋の前に立つ。
コンコン
「はい。」
中からは聞きなれた優しい声
扉を開けると動画と同じ格好をしたAが椅子に座っていた。
長い茶髪は巻いて右肩に寄せて流している。
俺を確認するとパッと花が咲くように笑った。
「篤志さん！」
篤志「A、調子はどう？」
「大丈夫です！緊張してますけど、体は準備万端です！」
篤志「ふふ、そっか。良かった。」
「剛典くん達もメールをくれて、今見てたところです。」
三代目とは相当仲が良くなったみたいで、メンバー飯会にも呼ばれてるらしい。
今もメールが来てるのか、机の上にある携帯が振動してる。
それを横目にAの手を握った。
「篤志さん？」
篤志「今日は頑張って。ちゃんと見てるから。Aの歌は俺が保証する。」
目を少し大きくしたAは、一拍を置いて強く頷く。
「篤志さん、私は今日夢を叶えます。皆さんから与えられた武器で、周りを圧倒させてみせますから。見ててください。」
篤志「うん。見せつけてやりな。笑」
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作者名：さくら | 作成日時：2023年2月23日 20時
