愛・夢・幸に包まれた歌姫 (ページ17)

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篤志「あ、そういえば、作詞の方はどう？」

少し前からデビュー曲の後に出す、セカンドＣＤの歌詞を書くように伝えた。

デビュー曲は大人の強い女性って感じのかっこいい曲だけど、セカンドＣＤの方はかっこいいに可愛いがプラスされたような曲になっている。

デビュー曲でイメージをつけた後、再度セカンドＣＤで印象に残るようにと計画されて用意されたものだ。

元々自分で作詞作曲を少しやっていたから、教えることは少なかったけど、

「んー、まだテーマしか決まってないですね。少しずつ書いてる感じです。」

篤志「そっか。まあ時間は沢山あるから、ゆっくり書けばいいよ。」

「できたら1番に見せますね！」

篤志「待ってる。来週からはPV撮影だったよね？ついにデビューだね。」

「早いですね〜。」

篤志「Mステの日は俺らも出演することになったからよろしく。」

「えぇ？！すごい緊張するやつじゃないですか〜、」

やばい、尚更緊張してきた…と頭を抱えるAの肩にぽん、と手を乗せる。

篤志「大丈夫！俺らは嬉しいよ？手塩にかけて育てた逸材を皆に自慢できるんだから。」

「……さらにプレッシャー与えてません？」

篤志「いや？笑」

「意地悪ですね…、」

ぷくぅ、と膨らむ頬に手を伸ばし、笑いながら指で潰してやった。

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