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Aside





今日は、散々だった。









あれから、しばらく一人でいたら、もう皆の元には戻れなくて、









マネージャーさんに、体調が悪いって嘘をついて、帰ってきた。









時刻は午後10時。









いつの間にこんな時間になってしまった。









「ほんとに、何やってんだろう、、」









プルプル、プルプル、、、









「ん、?」









いきなり電話が鳴り始めた。









そこに表示されたのは、「非通知」という文字。









「、、、はい、杉野です。」









『もしもし、!?Aちゃん、だよね、!?』









声の主はすぐに分かった。









「ラウール、、くん、?」









『体調、大丈夫ですか、!?』









どうして、?私の連絡先を知ってる、?









どうして、?電話してくれたの、?









どうして、?、、、、









色々な疑問を頭に浮かべながら、答えた。









「う、うん、、、大丈夫、だよ、、」









ラ「良かった、、、心配しました、、、」









「あ、ありがとう、、、」









頭が混乱していたけど、

ラウールくんが心配してくれていたことは伝わった。









「、、あ!、ごめんなさい!急に電話して!

 マネージャーさんから電話番号を勝手に聞いちゃいました、!』









「う、うん、、そ、っか、、、」









ラ「あの、、その、、、」









ラウールくんの言いたいことはきっと“あれ”だろう。









「ラウールくん、ごめんね?、折角話しかけてくれたのに、、」









ラ「いえ、!あの、、、こっちこそごめんなさい!」









「え、?」









ラ「皆、あんな態度で、、僕も、苦しくなりました。

  Aちゃんだって、、苦しかったと思うし、、、

  ぼ、僕なんかじゃ、頼りにならないかもしれないけど、、

  頼って下さい!、、 一緒に頑張りましょう!」









彼は、また明日!と言って、電話を切った。









今度はなんの涙だろう、









いつまで経っても止まりそうにない涙だった。

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作者名:ぱくぱんだ&おさるのジャージ | 作成日時:2021年8月22日 18時

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