ポートマフィアの悪魔が天使に懐かれました。【文豪ストレイドッグス】【合作】☆天使ver.

友達探し３５日目 ページ39

「まーそれは置いとくとして」

『然も置いといちゃうんですねぇ……』

「いいだろ別に。……アンタさ、名探偵さんとやらはもう帰ってきたの？」

『へ？あ、はい。確か中也さんと小説世界に行って、戻ってきた……んでしたっけ』

「そ。……そりゃそうだよな、彼奴めっちゃ頭いいもんな」


性格はふざけた奴だけど。と桜庭ちゃんがため息をついた。

…………んん……？もしかして……



『……中也さん、まだ小説世界から出られてないんですか……？』

「……おお」

『あー……』


思わず私は苦笑い。……うん、普通はそうだよね。

名探偵さんの話では……確か、1000人の登場人物の中から500人の殺人鬼を見つけなきゃいけないっていう小説世界なんだったかな。名探偵さんは犯人を全員弁別したらしいけど、中也さんは多分、力任せで……。




『…………。でも大丈夫ですよ、桜庭ちゃん』

「は？何が？」

『不安になるのも分かりますが……きっと中也さん、桜庭ちゃんに会う為に絶対出てきてくれますからね！！』

「…………ッへ……？」

『……ふふ、お顔が真っ赤ですよ〜。それではまた今度！』


手を振って全速力で走り、桜庭ちゃんから逃げた。後ろから「ふざっけんなこの莫迦野郎ッ！！死ね！箪笥の角に小指ぶつけて死んじまえド阿呆ーーッッ！！！」と叫び声が聞こえたが完全無視。

おそらく反応したが最後、あっという間に追いつかれてしまうに違いない。
桜庭ちゃん足すごく速いし。




『……そういえば……』



……まだ探偵社の皆にお礼も謝罪もしてなかった。
は、はやく行かなきゃ……！



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今後の更新も亀さんペースでいきます。すみません……！

本当は……！！！本当は受験が無ければ光の速さで更新しまくれるんですよ！！！！！！！！！(大嘘)
完全に作者の私情ですが、これからもゆっくりのんびり更新待ってもらえると嬉しいです。

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