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初デート。 ページ4
今日は待ちに待ったデートの日。
カルマは物凄く機嫌がいい。
『ここだけ見るとかっこいいんだけどな……』
「なんか言った？」
『いや、何にもないよ？』
「いやゼッタイ言ったよね」
「『……』」
「言った？」
『言ってない』
少し喋りながら2人でカラオケに行った。
『……何でそんなに歌上手いの』
「知らないよーそっちが下手なんじゃないの？」
ピキッ
開始早々90点台を連発したカルマが少し羨ましい。
『♪〜』
(Aだって上手いじゃん、歌)
「ハハッ」
『何なの笑うほど下手なのかな私⁉』
まぁそんなこんなで帰りの電車。
帰宅ラッシュに巻き込まれました。
「あそこ座ろ？」
『うん……』
私は色々あって人混みが苦手で、それを気遣ってくれたのかカルマが空いた席を探してくれた。
「大変そうだね〜」
『未だに慣れないよ……』
左手が急に何かに包まれる感じがした。
『……あ』
「ずっと固く握ってたからさ、包むことしかできなかったけど」
『ありがと…う』
顔が赤くなってるのを隠すように窓の方に向いた。
(Aの手、ちっさ)
カルマがそんなことを思ってたなんて私は知らない。
ラッキーキャラ
木村正義
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作者名：てぃーめい | 作成日時：2016年7月31日 9時
