約束、覚えてますか２《Kosei》 (ページ33)

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深田の憂鬱ページ33

深田「うー…」

平塚「な、なんか怖いんだけど…」

元木「そんな落ち込むなって。仕方ないだろ？檜山には勝てないって」

机に突っ伏す俺は、ついさっき失恋した。

さっきと言うよりかはずっと前から失恋していたけど…それを受け入れたくなくて逃げていた

俺の好きだった子は、いつも檜山くんというめちゃめちゃかっこいいイケメンを見ていて…それは会っていない間も。長年の愛ってやつ？

…そんなのに学生からの付き合いな俺が勝てるわけもなくて

深田「俺だって、何年も好きだったのに…」

豊田「出会ったのが遅かったんだよ、そういう運命だから仕方ないって」

深田「わかってるけどさぁ～」

青木「告白ぐらいしとけば良かったのに。Aちゃん超鈍感だから一生気付かないよ。檜山くんも言わなそうだし」

俺だって何回も思ったよ、告白しとけば良かったかな～…とか！！！

でも、告白したからってAが振り向いてくれるわけじゃない

それに、どう考えたって俺はAが大事なんだ

深田「告白して、気まずくなるのが耐えられないし…友達には戻れなくなるじゃん」

安嶋「そんなこと…Aちゃんなら友達でいてくれるでしょ？」

深田「友達でいようとしてくれる、けど…気まずい雰囲気はなくならないし、それってもう友達じゃない。俺は、Aと友達でいられなくなる方が嫌だから」

内村「深田…アホそうなのにいろいろ考えてるんだねぇ」

深田「ちょっと！それ悪口じゃない？！(笑)」