約束、覚えてますか２《Kosei》 (ページ28)

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『深田、やっぱり俺…Aのこと譲れない』

深田「…そ。でしょうね」

『だけど、今までAの力になってくれてありがとう。感謝してる』

深田「もう良いって。過ぎたことだし。振り回され過ぎて疲れました。いい加減次に行かせてください(笑)」

『本当にごめん、』

深田「俺、檜山くんとは良い友達になれると思ってる。だからこれからは友達として、よろしく」

『おう、』

2人がお互いに見つめ合って、笑顔を見せる。

そんな光成と深田は…前から友達だったかのように思えるほどだ

結局、何に対して深田がケジメをつけたのかはわからないけど…丸く収まって良かったと心から思う

深田は、邪魔者は退散しまーす(笑)と口角を上げながら来た道を戻っていった

『…A、今日うち来る？』

「へ？今日？」

『ちょうど家に誰もいないんだけど、』

視線を地面へと落としながら首元に手を当て、伺うように聞いてくる光成。

何も言わない私に、予定があるなら別の日でも良いんだけど…なんて保険をかけだすからついクスッと笑っちゃった

ギロッと睨まれたような気がするけど、そんなの気にしないほど今の私は気分が良い

「光成が良いなら、行きたい」

『…ちゃんと覚悟して来いよ。嫌な思い、させるかもしれないから』

「そんなの、ずっと前から出来てるから大丈夫だよ」