約束、覚えてますか２《Kosei》 (ページ26)

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青木「…深田、早く背中押してあげたら？」

深田「嫌です。絶対に！俺はやりません！！」

青木「そうは言ってもね～…檜山くんも深田のこと結構気にしてるんだと思うよ」

「え、なんで光成が深田のこと気にするんですか？」

元木「逆に何も気付かないの？」

きょとんとした表情を向ければ、こりゃダメだ。と呆れたように溜め息を吐き捨てる。

湧さんや青木さん、豊田くんはよく光成と会ってるみたいで…何かを知ってるかのような口ぶりだ

豊田「男子ってさ、結構嫉妬深いとこあるからね」

青木「自分の彼女と仲良い男がいたら嫌だもん。しかもイケメンだったら…妬いちゃう」

元木「そのせいもあるんじゃない？ほら、檜山がいない間にAちゃんといたのは深田なわけだし。深田といた方が幸せになれる…って考えることもあるんじゃね？」

「…なんですか、それ」

光成がそんなこと考えてるなんて思わなかった。

いつも余裕そうで、嫉妬なんてされたこともない。やけに心が広いな…なんて思ってたけどそうじゃない。

…私は嫉妬してほしいし、聞き分けよくいてほしいなんて思わない。バカだよ、光成以外の人と幸せになんてなれないのに。

「っ、ごめんなさい。私光成に会ってきます！」

元木「おー、行ってこい」

深田「A、俺が送る」

「良いよ、一人で行けるから」

深田「俺のせいでもあるなら俺も行かせて。それに、ケジメつけたいから」