約束、覚えてますか２《Kosei》 (ページ24)

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…あれから数年。

「えっ！？安嶋さん結婚するんですか！？！？」

深田「マジですかっ！！！」

元木「おまっ、俺に何も言わないとか…！！」

安嶋「ごめんね、お先に失礼します(笑)」

高校を卒業してからも縁があって、それなりに仲良くさせてもらってる深田達。

就職する人や進学する人、やりたいことを追求する人…など多種多様だけど、距離は変わらなくて。

なんやかんやで一緒にいるのが楽しかったりする

そんな中、安嶋さんが一番乗りで結婚するらしい。高校の頃から付き合ってる彼女さんと。

平塚「良いな～…俺も早く結婚したい！」

青木「その前に彼女作らなきゃ」

内村「正論言われてんじゃん！」

平塚「なっ！彼女いないの俺だけじゃないし！深田もそうじゃん！」

ビシッと深田を指差す平塚さんに、私も視線を向ける。

そう。意外なのが、深田が一度も彼女を作っていないこと。

寄ってくる女の子はそれなりに見てきたけど、誰かと付き合ってるのは…私も見たことがない。

豊田「この前、また告白されてたけどね」

平塚「えっ！何それずるい！」

深田「俺の話は良いんですよ、それより…安嶋くんより先にAが結婚すると思ってたけど」

「へ？私？」

元木「俺も思った。最近檜山とはどうなの？お互い高校卒業したしいい加減やった？」

青木「…湧さん直球」

「それがさ～…聞いてくださいよ！！！」