約束、覚えてますか２《Kosei》 (ページ20)

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ポツリと呟いた深田の質問に、その場にいる皆の視線が安嶋さんに向く。

なんやかんや言いながら皆気になるみたい？

興味津々な私たちに安嶋さんは苦笑いしながら、考えるように腕を組んだ

安嶋「どれくらい…ってのは覚えてないけど、キスはそれなりに早かったかな」

深田「やっぱりそうなんだ…最悪」

「なんで深田が落ち込んでんの？」

深田「あ、いや…」

安嶋さんの話を聞いて思ったことを、全て深田が代弁するから驚く

だって深田に彼女がいる…なんて話を聞いたことなかったし、多分いないはず

だから落ち込むような発言をする深田が理解出来なくて。

するとそんな深田を見て、皆は何があるのかわかっているみたいで…

内村「深田かわいそー、ドンマイ」

平塚「まあ、元気出しな。俺と同じだと思って！今度合コン誘ってやる！」

青木「良いの？女の子取られちゃうよ？」

豊田「かっこいいからね～…」

平塚「はぁ？ダメに決まってんじゃん！今のなし！」

ギャーギャーと騒がしくなる空間、私だけが何もわからずにいる。

何がドンマイなんだろう？と疑問は消えなかったけれど、それよりも光成のことだ。