約束、覚えてますか《Kosei》 (ページ47)

今日:7 hit、昨日:38 hit、合計:198,115 hit

47 ページ47

深田「んー！うまっ！」

豊田「奢ってもらっちゃってごめんね？」

「全然大丈夫、助けてもらったお礼…なんだけど、マジで深田そういうとこだぞ」

深田「んぇ？」

結局、助けてもらったし…という思いもあって放課後一緒にコンビニに来てアイスを奢ってあげた。

直前まで何度も、お金払うよ？と財布を出そうとする豊田くんと当たり前のように一番高いアイスを選ぶ深田の違いには呆れる

深田はもっとこう…遠慮とか気遣いとかないわけ！？豊田くんを見習いなさい！！！

豊田「檜山くん、学校には行ってるの？」

「うん、普通に通うのは難しいだろうから…って不登校の人とかが行くようなところに行ってるみたい」

深田「暫くは人の目も気にしちゃうんじゃない？悪い意味で注目されちゃうじゃん、こういうの」

「そう、だね…」

アイスを頬張りながら3人で固まりながら歩けば、自然と光成の話になって。

檜山家の光成くんが帰ってきた！という話はあっという間に広まり、近所ではその話題で持ちきりで…光成に向けられる視線は、珍しいものを見るような…そんな視線ばかり。

暫くすれば落ち着くってわかってるけど、その視線には不安しかない。

また光成が嫌な思いをしていたら…そう考えるだけでつらい。なんて、少し気分が下がった時…こつんと頭に何かが当たった