約束、覚えてますか《Kosei》 (ページ3)

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「…わかんない、どこにいるのか」

深田「あっ…檜山くんってどんな人だったん？」

一瞬、暗い空気が流れるのを察知した深田が、上手く明るい方に話を切り替える

ごめんね、と申し訳なく思いつつ、深田には感謝だ

私が話してしまったばっかりに…彼にはいつも気を使わせて、困らせている

「そんなの知って意味ある？(笑)」

深田「ほら！会えたら仲良くなりたいじゃん！」

「んー…凄く可愛かったよ、プクプクしてたし」

深田「でも高校生だからそのイメージと違うんじゃない？どうする？超ゴリゴリマッチョだったら(笑)」

「それはない、光成に限ってそれは(笑)」

えー、そんなのわからんやん！なんて笑い飛ばす深田のおかげでちょっと心は軽くなる。

いつまでも引きずってちゃダメってことぐらい…わかってるんだけど。

警察から事故にあった可能性もある、なんて言われたけど…私はそうは思えない。

だって光成は、自分から危険な場所に近づくような人ではなかったからだ

せめて…せめて生きていてくれれば、私はそれで良い。彼とまた再会出来るなら…

深田「Aに好かれるなんて、羨ましいな…」

「あれ、深田帰んないの？」

深田「帰る！ちょ、置いてくな！(笑)」