やっぱり、チョコよりも… Last ページ38
遅い…
携帯を見ながら思った。
かれこれ2時間たったぞ?
アホ見てぇにおせーじゃねぇか
主『自分で食べちゃおうかな…』
降谷のお気に入りのマグカップで作ったマグカップケーキ…
結構な自信作だったんだぞ…
降谷め…恨む…一生恨んでやる…
久し振りだから結構こってやったのに…
そう思ってスプーンを手にし、食べようとしたら
ガチャッ
来た…
主『遅かったじゃないか。メールよこしてから随分時間が経ったぞ。』
降「悪かったな。それと、うちの鍵がお前んとこに置きっぱなしだったんだ。それだけのようで来た」
主『そんな事言わずに中に入れ。冷えただろう。いくらここから警察庁が近いって言ったって外は寒いだろう。暖まってから行け。』
降「なんだ?何かあったのか?」
主『べつに…そうじゃないけど…。取り敢えず、中に入れっての!!』
私は抵抗する降谷をお構い無しにリビングに放り込んだ
降「さっきからなんなんだ。」
主『今日はバレンタインという馬鹿げな恒例行事だろう。私は微塵も興味はないが、これをくれてやる。』
そう言いつつ、さっき食べようとしたマグカップケーキを渡した
降「お前が作ったのか?」
主『文句言うな。久し振りだったんだ。食いたくなかったら食うな。』
そう言うと降谷は何が可笑しかったのか爆笑した
主『なんだよ!いきなり笑ったりして!』
降「素直じゃないな…(笑)」
主『うっうるさい!!これが私の精一杯の素直だ!!』
ポン!
主『え?』
降「ありがとうな。まさかお前からはもらえないと思ってて、ホテルにでも泊まろうとしてたんだ。来て正解だったな(微笑)」
主『来なかったら殺してた。』
降「ハハッ。美味そうだな。頂きます」
降谷はケーキを口へ運んだ
私は降谷の感想を待った。…なんかやべぇ…手に汗を握るってこういうことなのか…
降「うん、これでも美味いが…ちょっとこい」
主『なんだ…ウグッ』
降「飲み込むなよ?」
主『…?』
チュッ
主『ん゙!?んなっ何すんだこのやろっ』
ガシッ
降「こっちのチョコの方が俺は欲しいな」ニヤッ
主『ッ〜!調子に乗るな!!』
────────
みなさんは今年のバレンタインはどうお過ごしでしたか?
私は彼氏もいないので、一人寂しく板チョコを頬張っていました…(笑)
HappyValentine!!
ありがたき幸せ… 【作者より】→←やっぱり、チョコよりも… 1
10人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アンコ鍋(プロフ) - 悠@まふまふさん» ありがとうございます!!!!これからも頑張ります! (2018年1月14日 10時) (レス) id: e5fd69f1a3 (このIDを非表示/違反報告)
悠@まふまふ(プロフ) - 面白かったです。頑張って下さいっ! (2018年1月14日 10時) (レス) id: 3aebb9238f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アンコ鍋 | 作成日時:2017年12月6日 18時