君を思う . ( Kntr.Ysi ) (ページ18)

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16 . ページ18

- 樹side -

でかい音がして慌てて台所に行くと割れた皿と座り込んだAの姿 .

平気そうにしてるけど , 明らかにいつもとは違う .

『おいA ? 大丈夫か ? 』

A「なんか .. 朝から .. 頭痛くて .. フラフラ , する .. 」

『ちょっとおでこ触る . て , すげ～熱じゃねぇか ! 』

A「熱 .. ? 通りでいつもと違うはずだ .. 」

謙太郎「立てる ? とりあえず座れるとこ行こ ? 」

A「でも .. お皿片付けなきゃ .. 」

謙太郎「俺らがやっとくから . ほら . 」

A「ん .. っ .. !? 」

ふらつくAを慌てて支える .
いつもこんな小さい身体で俺らのこと支えてくれてたんだな ..

樹「おっと .. フラフラだな . よっと . 」

ふらつくAを抱き上げた .

A「ちょ .. 樹 ! 歩けるから下ろして ! 」

『歩けてなかった . こういう時位誰か頼れ . 』

A「あり , がと .. 」

そういうと糸が切れたように眠るA .

『安井くん , 寝ちゃったみたいだから部屋まで運んでくる . 』

謙太郎「さんきゅ . ここ片しとくわ . 」

『頼んだ . 』

ガチャッ

そのままAを部屋に運びベッドに下ろす .

A「じゅ , り ? 」

『ん ? 』

A「ごめんね , ありがと .. 」

『おう , ゆっくり休め . 』

A「ん . 」

『また , 来るから . 』

そう言うと俺は静かにAの部屋から出た .

リビングに戻ると既に割れた皿の片付けを終えた安井くんの姿 .

謙太郎「 A大丈夫 ? 」

『おう , 部屋で寝てる . 』

謙太郎「そっか , ちょっと様子見てきていい ? 」

『あ , じゃあ氷枕持っで行ってやってくれる ? 』

謙太郎「わかった . 」