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- 貴方side -
カチカチカチカチ ..
静かな部屋にパソコンのキーボードを打つ音だけが響く .
『 もう3時か .. 』
そろそろ寝よう , そう思った時 ..
ガチャッ
『 あれ , 謙太郎 ? こんな時間にどうかした ? 』
びっくりした ..
謙太郎「 いや , なんか寝付けなくて .. それよりAこそこんな時間に何してるの ? 」
『 私は仕事 . 明日のスケジュールの確認とかかな . なんか温かい飲み物入れよっか ? 』
謙太郎「 ごめん , ありがと . 」
『 い 〜 え . 丁度私もなんか飲もうと思ってたとこ . 』
謙太郎「 いつもこんな時間まで ? 」
『 いや , 今日はたまたま . 私も寝付けなくてさ . はい , カフェイン摂ると眠れなくなるから ホットミルクね . 』
謙太郎「 ありがと . 寝不足 .. とか大丈夫 ? 」
『 全然大丈夫 . むしろ皆の方が頑張ってるから心配してる . 』
謙太郎「 そっか .. 」
『 謙太郎ってさ , よく周り見てるよね . たまたまでもこんなとこ見られるの初めてだし . よく心配してくれるし . 心配性な所は皆といい勝負だね . 笑』
謙太郎「 皆の前では .. こういうことしない ? 」
『 できるだけしないようにしてる . シェアハウスしてても , 帰ってくるとこって意味ではリラックスして欲しいし . マネージャーと住んでるってだけでも気使わせてると思うのに , ずっと仕事してたら落ち着かないでしょ ? 皆には家と同じくらい落ち着ける場所にしときたいんだよね . だからこのこと皆には秘密ね ? 』
謙太郎「 もちろん . A .. 」
『 ん ? 』
謙太郎「 お疲れ様 . 」
ドキッとした .
頭撫でられた事にも だけど .. すごく優しい瞳に ..
『 謙太郎が頭撫でてくれると , なんか安心する . 』
謙太郎「 ほんと ? いつでも撫でてあげる . 」
『 じゃあ撫でて欲しい時は謙太郎のとこ行くね . 』
謙太郎「 待ってる . 」
なんとなく恥ずかしくなって慌てて言葉を探す .
『 そろそろ寝る ? 』
謙太郎「 そうしようかな . 」
自分で言ったのに , ちょっと寂しいなんて思った .
『 そっか , おやすみ . 』
謙太郎「 おやすみ . 無理するなよ . 」
『 ありがと . 』
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作者名:anko . | 作成日時:2018年2月4日 2時