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食べるということ ページ8

エンマ離宮を後にした。


太陽「なんか腹減ったな〜時空は?」

腹…

お腹が減る?

時空「……?」

太陽「何か食べたい物とかある?」

食べる?

時空「?」

太陽「そんなに減ってない?」

減るも何も、食べるとは何?

太陽「…あ、そうだ!いい店あるんだ!そこ行こ!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

太陽「ついた!」

時空「…?」

太陽「TEMPURA大往生!いつもは隣にあるSUSHI輪廻なんだけど、たまにはこういうのもいいかな〜って」

中に入った。

結構広い所。

…妖怪らが机に向かって何かしている。

時空「…。」ジーッ

太陽「ま、座って!今日はおごってやるぜ!」

太陽が中央にいる妖怪に話しかけている。

…何がなんだか分からない。

太陽「おっ来た来た!!」

不思議に思っていると、目の前に狐色の何かで包まれた、色とりどりの物が…

時空「…?これって何?」

太陽「これが天ぷら!!衣がサクサクしてて美味しいんだぜ!!」

時空「……。」

ジーッ

辺りを見回す。

他の奴はこの『天ぷら』というものを口に運んでいる。

…。

他の奴のマネをしてみる。

細い棒二本持ち、掴む。

…なかなか使いにくい。

太陽「箸、持てるか?」

太陽神は上手く掴んでいる。

時空「難しい…」

手が変になりそう。

ただの棒二本でこんなに疲れるとは。

太陽「しょーがねぇな。…ほら。」

太陽神が棒二本で天ぷらを掴む。

太陽「ほぃ、口開けて〜っ」

言われた通りに口を開ける。

ハムッ

時空「…!!」モグモグ

太陽「…どう?美味しいか?」

時空「……美味しい」

太陽「だよな!!」

口の中で何かが広がる…

衣に包まれている物が美味しかった。

時空「太陽神、もう一個っ」

太陽「おぉっ、気に入ったか?ほぃっ」

箸になれてないのはしょうがない。

それでも、時空は美味しそうに食べている。

喜んでいる時空の顔が可愛かった。

…。

どうしてだろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

時空「美味しかった〜」

満足げな顔をして言った。

時空「また来ようね!」

笑顔。

こういう反応が返ってくると、素直に嬉しい。

初めての雨→←エンマ離宮


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*じくうしん/ゆう*(プロフ) - 時空ちゃん…;ω; (2018年7月27日 11時) (レス) id: 1137a5bc0a (このIDを非表示/違反報告)
さら - この小説すごく面白いです。続きも頑張ってください! (2018年7月23日 11時) (レス) id: 7693a38d7e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニセなん | 作成日時:2018年7月23日 3時

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