消える(※続編追記)【時空神エンマ】(非公式) (ページ12)

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黄泉の踊り場ページ12

数分後。

見覚えのあるところについた。

太陽「ここって…」

妖魔シティの端。

森に繋がる所。

…時空神と暗黒神に初めて出会ったところ。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

今日も一人、

隣の山頂で瞬間殺処分される妖怪がいる。

音もなく静かにと…

…そろそろか。

ちょっと様子を見に行こう。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

職員「見てみます？跡形もなく処分される姿を。」

太陽「ふざけんなっ!!誰が時空を殺していいなんて言った!!」

響きわたる。

オレの両手に付いた枷と共に。

太陽「どうして此処で処分なんだっ!!」

職員「今回の処分方法は噴火口に放り込むに確定したからです。」

太陽「確定だと!!?」

職員「面倒な方ですね。」

時空神は新しく任命された…。

それは本当の任命ではなく、仮止めのものにすぎなかった。

何故？

…時空神は妖怪が造った妖怪ということ。

通報報告され、早いうちに廃棄(？)処分確定。

また、『神』とつくだけあって障害は大きい。

記憶も数日は良いものの、日に日に物事を忘れていく。

と、言う。

太陽「時空…は造りもの…？」

そんなの聞いたことがない。

だって、時空本人からもそんなこと言ってなかったし…

職員「だから処分するんです。」

太陽「……っ」

こんな枷が無ければ………!

職員「早く終わらせたいので、それでは…。」

奴は時空を連れて、山頂へ続く道に入った。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

何やら大きな声が山頂側から聞こえた。

森を抜け、山頂前まで来ると枷で動けなくなっている太陽神がいた。

太陽「…!暗黒神!!」

…もう一人。

時空神とやら、奴がいない。

暗黒「時空神と一緒では…？」

事情を話した。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

暗黒「なら、オレ達も入ったほうがいいな。」

暗黒神が両手にあった枷を取ってくれた。

暗黒「だが、今回は噴火口の中なのだろう？…手口はあるのか？」

相変わらずの無表情。

太陽「大丈夫。オレを誰だと思って?」

暗黒神は何か分かったような顔をした。

太陽「お前は、そいつをよろしくな!」