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『…匿名を希望します』 2 ページ2

……暗い中で目が覚めた。
此処は何処だろう?
「…が…たか。」
『え…?』
微かに耳に聞こえたのは、それだけ。
問いをしたが、返答は返ってこない

暫くの時間が立った。
「…俺は、アルト…お前に一つ聞きたいことがある。」
僕何かに、聞きたいことがある?…何かの聞き間違えだろうか。
遂に幻聴すら聞こえる様になってしまったのか…?
『何ですか…?』
恐る恐る、<アルト>とか言う人に聞いてみる。
「お前は、エレキ…とか言う奴を知っているか?」
『いえ…知らないです。』
「……そうか。エレキ…何処に___」
それだけを言い残して彼は何処かへ飛び去っていった。
…それにしても此処は何処だろう?
何かの狭間なのか?それとも死の世界か?






『__!!』
途端に目が覚めた。
暗くない、寧ろとても明るい光景が目に入った。
「お…目が覚めたか。」
『……?誰…?』
僕が一言問うと「嗚呼、御免御免…俺の名前は__」と言って自らの名前を言う。
どうやら、ソプラノと言うらしい。
姿や声からは、ソプラノと言う事を感じられないが何処か透明に見えた。

外を見てみると、雲が沢山浮かんでいる。
「あ、因みに君の名前は?」
…どう自分が答えるのかは自分でも分かっていたと思う。
『…"匿名を希望"して良いですか』
しばらくの間だが沈黙が場を埋め尽くした。
僕は、少しだけ息を飲む。
すると、いきなりソプラノが笑い出した
「あー…いいよいいよ別に」と言いながらも笑っている。
…こう言うのが"嫌い"だ。





……んで、それから何年が立ったんだか。
僕は、14歳に成っていた。って事は大体五年位か。
またはそれ以上か。
今は、あの時に言われたエレキとか言うやつを探してる。
…それだけだ。

×. 龍の爪 .×→←『…匿名を希望します』



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作者名:カフェラテ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年8月20日 0時

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