デンジ君に借りられる【チェンソーマン】 (ページ5)

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そうしているうちに眠くなってきて私達は眠ってしまった。
はっと起きて時計を見るともう3時間も経っていた。
いつも数時間で起きてしまう私がこんなに眠れるなんて。
『デンジ君起きて、帰らなきゃ、』
「んー…あ、悪ィもう10円、20円か？」
デンジ君は気まずそうに言う。
『あ、それはいらないよ』
「なんで」
驚いた顔をされた。大方悪い想像でもしたのだろう。貸し借りなし、とか。もちろんそのつもりだ。別の意味で。
『自分の気持ち、もうわかっちゃった。』
「マジすか…」
デンジ君はなぜか正座になった。
西日が髪に当たってキラキラ光る。
『あのね、私とーー。』

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