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閉店後、2人でホテル街の方面を歩く。
「24時間やってるボウリング場なんてあるんだね」
こんな時間にあんまりこんなとこ来ないからちょっとした発見ができて新鮮だった。
「ああ、あるで。Aちゃんボウリング好き？」
「普通かなー。私下手だし！」
「そうなん？アベレージいくつぐらい？」
こんな感じで楽しく話をしているうちにホテルに着いた。部屋に入り、とりあえず荷物を置いてソファに座った。
ラブホは初めてではないがそんなしょっちゅう来るところではないので何だか緊張してしまう。
「この部屋思ったよりそんな狭くないな」
リリーくんが私の隣に腰掛ける。このソファ少し小さめだからお店の時よりリリーくんとの距離が近い。
「アフターって何するの？」
「そうやなー。人によるかな」
「リリーくんはよくホテルで過ごすの？」
「ホテルで過ごすけど滅多にないよ。特別な子だけ」
そう言った後リリーくんは私にキスしてくれた。
キスもだけど、リリーくんに特別な子と言われて私はときめいてしまった。
例え誰にでもしてるような営業でも私は嬉しかった。ここは野暮なこと考えないで素直に夢を見た方がいい。
「そろそろシャワー浴びる？」
「あ、うん」
「一緒に入る？」
「え、恥ずかしいよ！」
「そう？まあ俺用意してくるわ」
リリーくんは軽く笑った後、浴室に向かって何やら準備し始めた。私はスマホをいじりながらとりあえず待つ。
少し経ってリリーくんが戻ってきた。
「Aちゃん先に浴び」
「ありがと。先に入るね」
シャワーを出すと同時にお湯がもう出た。しかも熱すぎずぬるすぎない適温。
もしかして、リリーくんお湯出してくれてた？
そしてよく見ると体を洗うスポンジも使いやすいように置かれていた。
え、何！用意するってこういうこと？こんな細かいところまで気効かせてくれるなんて凄すぎる。私はシンプルにリリーくんに感心した。
私が出た後リリーくんもシャワーを浴びた。そしてシャワー後はやることやった。
あのリリーくんと寝るなんて。とチョロい私はますますチョロくなりリリーくんに完全に落ちた。
それに終わった後も優しかった。仕事だからだろうけどカッコいい人に優しくされるのは嬉しい。
これは好きにならない方がおかしい。これは貢ぎたくなるとしみじみ思った。
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あんこ(プロフ) - のよさん» 感想ありがとうございます！！書くの頑張ります！✨ (1月8日 16時) (
レス) id: 0a051c8dbb (このIDを非表示/違反報告)
のよ - まじでまじで面白いです！！続き楽しみにしてます、！ (1月8日 3時) (レス) @page26 id: 795fd37f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2023年11月4日 14時
