心配かけないで ページ37
リクエストです。
9番街レトロ、なかむらさん。年下彼女設定。
「ほらー、物置っぱなしにしないでよ」
そんな些細な一言から言い合いは始まった。
しゅんちゃんはちょっとだらしない部分がある。私から見てだけど。
家の鍵をそこら辺に置きっぱなしにしたり、靴下の片方無くしたり、何できちんと片さないの？みたいなことが多い。
気づくたびに私が元の位置に戻したり整理整頓してたんだけどいよいよ不満が出てしまった。
「しゅんちゃん、だらしない」
「ええやん。俺の家やし」
まあ、そうなんだけど。しゅんちゃんの家だから何しようと自由なんだけど。
でも流石に鍵とかは無くない？こないだだって家出る前にどこやったっけ？とか言って一緒に探した。
「めんどいなぁー」
「だって、」
その内同棲したいし、物の管理は今のうちにちゃんとやっておいてほしい。と言おうとしたけどやめた。こんな事考えてるの私だけかもしれないし現にお節介みたいだし。
私は諦めてシャワーを浴びることにした。
なんか最近何でもないことにイライラしちゃう。
普段だったらあんなのスルーなのに、しゅんちゃんの散らかしに謎にイラっときちゃったし。
私はムカムカをかき消すようにシャワーを浴びてスッキリした。部屋に戻るとソファでしゅんちゃんが寝落ちしていた。疲れて寝ちゃったのかな。
本当はソファに座りたかったけど仕方ないので、ソファとテーブルの間の床に座った。
そしてテーブルに置いてあるスマホを手に取ろうとした瞬間目を背けたくなるような光景が目に入った。
小腹が空いて食べたであろうパンのゴミがそのままだったのだ。私は後ろを振り向き、しゅんちゃんを起こす。
「ねえ」
「…ん」
「しゅんちゃん、パン食べたでしょ」
「うん」
若干寝ぼけた様子で返事をするしゅんちゃん。正直起こしてまで言うことではないけど、さっきのことも相まって私はイライラしてしまっていた。
「すぐにゴミ捨てなよー」
「あー悪い」
「もう。…まあいいや。お風呂入りなよ」
しゅんちゃんはだるそうに体を起こしお風呂場に向かった。ダメだ、私心に余裕がなくなってきてる。私は切り替えてテレビを見ることにした。
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あんこ(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます！✨推し芸人さん以外の話も読んでいただけてるとは！とても嬉しいです☺️執筆のモチベになります！頑張ります！ (3月8日 12時) (
レス) @page37 id: 262806c1af (このIDを非表示/違反報告)
はな - コメント失礼します！はじめましていつも楽しく拝見させていただいています！めっちゃ面白くて推し芸人さん以外のお話も読んでしまいます！これからも応援しています！☺️ (3月8日 10時) (レス) id: a3be6b034f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2024年2月15日 2時
