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外はもうすっかり暗くなっていた。駐車場に向かうと肌寒くて思わず凍える。
「寒い〜」
「なんか風強ない？」
急いで車内に入りアウターを着ていると風斗くんに話しかけられた。
「A腹減ってる？」
「あー、まあまあ空いてる！」
「何食いたい？」
「寒いから鍋食べたい！」
「鍋か…ここら辺なんかあったっけ？」
「今調べるよ！」
スマホをバッグから出すと画面にラインの通知が出てきた。相手は彼氏だった。
全然気づかなかった。てか一気に萎えた。私はラインは開かずにブラウザを押して近くの鍋料理屋を調べた。
「あ、ねえ、赤からあるよ！」
「赤からとか久しぶりに聞いたわ」
「寒いし辛いの食べよー！」
私の意見に風斗くんは賛成してくれたので、赤からに向かってくれることになった。
少し走り出したところで赤信号になった。このタイミングで聞いてみようかな。
「なんでさっき助けてくれたの？」
「え？」
「彼氏のこと詰めてくれたじゃん」
「あぁ。なんか不穏な空気感じて」
でもちょっと出しゃばりやったよな。ごめんな。と続けて謝られた。
正直助けてくれたのは嬉しかった。風斗くんが入ってくれなかったらまた大喧嘩になるとこだったし。
それにいつも冷静な風斗くんがあんな風に言ってくれるなんて少しビックリした。なんか頼もしい？というかちょっとドキッとした。
「別れようかなー」
「そうやそうや。あんな奴とおっても幸せなれんやろ」
「だよね。ありがとう」
2人で話してるうちにあっという間に店に着いた。今日は飲むってより食うかな。運転してる風斗くんの前でグビグビ飲むのどうなのって感じだし。
ノンアルコールのメニュー表を見ていたら、風斗くんに気遣うなと言われたのでお言葉に甘えて生ビールを頼んだ。
思わず、京極さんありがとうございます！と敬語でお礼を伝えたらダルそうな反応された。
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あんこ(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます！✨推し芸人さん以外の話も読んでいただけてるとは！とても嬉しいです☺️執筆のモチベになります！頑張ります！ (3月8日 12時) (
レス) @page37 id: 262806c1af (このIDを非表示/違反報告)
はな - コメント失礼します！はじめましていつも楽しく拝見させていただいています！めっちゃ面白くて推し芸人さん以外のお話も読んでしまいます！これからも応援しています！☺️ (3月8日 10時) (レス) id: a3be6b034f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2024年2月15日 2時
