3.みなさん仲がよろしくて ページ5
「Aちゃん休憩行く時ゴミ捨てもお願いしていい?」
「はい」
私はスタッフに言われ、バックヤードのゴミをまとめた後店内を出た。
従業員入口の扉を開けてゴミ捨て場に向かう。うちの店舗とゴミ捨て場遠いんだよねー。
歩いていると山田くんと洲崎さんが一緒に話しているのが視界に入った。
え、あの2人知り合いなんだ!と思っていたらちょうど山田くんがこっちを見た。
「おー。Aやん」
「お疲れー」
私は山田くんに挨拶した後洲崎さんにも挨拶した。
「A洲崎と知り合いなん?」
「そうそう」
「俺、いつもAさんとこにお邪魔させてもらってるから」
洲崎さんは優しい笑顔で話してくれた。なんかこうやって3人で話すの面白い。
「そういえばなんですけどAさんも飲み会来ます?」
「え!」
洲崎さんが言っている飲み会は恐らく前に山田くんが言っていた飲み会だろう。
「洲崎さんも行くんですか?」
「そうですね。行こうかなって思ってます」
洲崎さんが行くなら私も行こうかな。私はゲンキンな考えをした。
「私も行こうかなー」
「いいですね。せっかくだし楽しみましょ。じゃ、俺行きますね」
洲崎さんは腕時計を確認した後事務所方面に向かっていった。山田くんは手を振って私はお辞儀をして見送った。
「洲崎さんが来るなら行くよね」
私はテンションが上がって山田くんに謎に問いかけてしまった。
「え、てか何、Aって洲崎のこと好きなん?」
ニヤニヤしてる私を見ながら山田くんが突っ込んできた。
「うん。カッコイイし優しいし!」
「あーまあ確かに」
「てか人どのくらい来るのかねー」
「俺も詳しくは分からんわ。まあ詳細決まったら連絡するわ」
「うん。ありがと」
私はゴミ捨て場に向かい、山田くんは自店に戻っていった。
***
そして飲み会当日の日になり、閉店後に私は山田くんと待ち合わせして一緒に居酒屋に向かった。
「俺の店で行く奴、俺だけやったわ」
「え、私もだよ!みんな意外と行かないよね」
私は結構楽しみにしてたんだけど他の人たちは直帰していた。まあ強制じゃないしいいんだけど。
飲み会場所は店からそんな遠くはなかった。
山田くんがビルのエレベーターのボタンを押してくれたので一緒に乗る。
いらっしゃいませーと店員さんに案内された場所は広い座敷だった。
とりあえず私たちは適当に座った。そしてどんどん他店舗の人たちが集ってきて飲み会は始まった。
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あんこ(プロフ) - あずさん» あずさん!コメントありがとうございます!( ; ; )感想とても嬉しいです✨私もあずさんの見抜いて、心ドキドキしながら何回も読んでます✨更新頑張ります!😳 (2月10日 1時) (レス) id: 262806c1af (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - 夜分遅くに失礼します…!めくるめく日々の更新、楽しみに待ってました。石井さんの登場に心踊ってます。あんこ様のお話の構成、自然な会話が大好きです。どんな結末を迎えるのか一読者としてワクワクしつつ、また最初から読み返そうと思います。更新頑張ってください! (2月10日 1時) (レス) @page36 id: de1b10e721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんこ | 作成日時:2023年6月9日 1時