めくるめく日々

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一通りプラプラした後、イルミネーションをまた見ながら駅に向かう。

「今日は俺ん家泊まる？」
「うん」
「じゃ、地下鉄やな」

JRより地下鉄の方が帰りやすいのと、JRよりまだ空いてそうなので私達は地下鉄の改札に向かった。電車に揺られ20分ほどで新山さんの家に到着した。

帰宅して早々新山さんにプレゼントを渡された。かわいい袋でラッピングされている。渡されたプレゼントはまあまあ大きめだった。

「え、何かな！開けていい？」

袋のリボンを解くとバッグが入っていた。私が前に欲しいと言ったバッグだ。

「え、ありがとうー！かわいい！！」

私も渡すね！と言いながら新山さんにプレゼントを渡す。新山さんは早速包装紙を破いた。

「あ、これiPhoneケース？」
「そう」
「ありがと！ケースちょうど欲しかったんよ」

新山さんは早速自分のケースを外して私があげたケースに付け替えた。

「めっちゃええわ！」

気に入ってくれてよかった。シンプルなデザインだから好き嫌い分かれないと思ってたけど一応心配してた。

「Aがくれるものなら何でも嬉しいわ」

サラッと嬉しいことを言われたのでちょっと照れてしまう。こうしてお互いのプレゼント交換は楽しく平和的に終わった。



お風呂に一緒に入りドライヤーで髪を乾かしてもらいベッドでぐだる。

そういえば今年チキン食べてない。あと新山さんとケーキ食べてないわ。

「ねーそういえばうちらチキンとケーキ食ってなくない？」
「あー。そういやそうやな」

年齢を重ねるとケーキとかチキンとか忘れがちになる。それに大人になるといつでも買えてしまうのでレア感もなくなる。寂しいぜまったく。

「明日A確か休みやろ？買い行くか？」
「いいね。26日にクリパ」


ノリで26日にクリパしようとなった私達は、翌日ケンタッキーとケーキを買いに行った。当たり前だがクリスマスセットは終わっていた。

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