めくるめく日々

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花火の日まであと3日。私はウキウキが止まらなかった。

従業員通路で山田くんと会ったので思わず花火のことについて話し合った。

「花火楽しみだねー」
「なー。俺何年ぶりやろ」
「私下手したら10代以来かも」
「マジ？まあでもそんなもんか」

私たちが思い出に馳せていると新山さんが向こうからやってきた。

「お疲れ。2人知り合いなん？」

新山さんが山田くんに話しかける。

あ、ここの2人も知り合いなんだ。と思いながら2人のことを見る。


「今、花火の話してたんすよ」
「へー、花火大会でも行くん？」
「いえ、手持ち花火です」

うっかり会話に入ってしまった。どうしよう。出しゃばりだったかな？と心配したが新山さんは普通にええやんと返してくれた。

山田くんは私と新山さんが知り合いだったことにびっくりしたのか目を丸くしていた。

「あ、そうそう。私と新山さん知り合いなんだ」
「へー！そうなんや」
「ここみんな知り合いだね！」

同じ館でも知らない人全然いるのにこんな偶然あるのは地味にすごい。

「せっかくだし新山さんも行きます？」
「行くわ」

突然出てきたノリなのか山田くんが新山さんを誘い始めた。新山さんも花火とかするんだ。

「俺車出すわ」

そしてなんと新山さんが車を出してくれることになった。

「え、嘘！わーい！ありがとうございます」


こうしてちょっと異色？なメンバーで花火をすることになった。新山さんに詳細を伝えた後、各自仕事場に戻った。当日がますます楽しみだ。

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