9.ちょっと聞いてよ! ページ20
私がムカムカしながら休憩所でご飯を食べていると山田くんが入ってくるのが見えた。
私は山田くんに視線を送る。そして私の熱視線が届いたのか気づいてくれた。
「お、Aやん。隣いい?」
「もちろん」
山田くんはコンビニの袋からガサガサとサラダを出した。
「山田くんそれだけ?」
「うん。俺食細いから」
「まじー?だからそんな細いんだ」
山田くんは他の男の人より細い。ついでに足も細いから羨ましい。隣に並びたくないタイプ。もちろんいい意味で。
「なんかいつもより顔暗ない?」
「え、わかる?」
「うん。クレーマーにでも当たったん?」
「ううん。実はさ」
私は山田くんに店長のことを話した。さっきのことはもちろん、前々からうざいと思っていた点も諸々話した。
「なんやそいつ感じ悪いな」
「だよね?ほんとだるい!私この後帰ってやろうかな」
「まあまあ」
ヒートアップする私を山田くんは宥めてくれた。
「A何時上がり?」
「7時」
「俺も7時やから一緒帰ろ」
「ホント?…ありがと」
山田くんと一緒に帰れるならとりあえず今日は頑張るか。
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あんこ(プロフ) - あずさん» あずさん!コメントありがとうございます!( ; ; )感想とても嬉しいです✨私もあずさんの見抜いて、心ドキドキしながら何回も読んでます✨更新頑張ります!😳 (2月10日 1時) (レス) id: 262806c1af (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - 夜分遅くに失礼します…!めくるめく日々の更新、楽しみに待ってました。石井さんの登場に心踊ってます。あんこ様のお話の構成、自然な会話が大好きです。どんな結末を迎えるのか一読者としてワクワクしつつ、また最初から読み返そうと思います。更新頑張ってください! (2月10日 1時) (レス) @page36 id: de1b10e721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんこ | 作成日時:2023年6月9日 1時