めくるめく日々

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数日後、洲崎さんがお店にやってきた。

「あ、洲崎さん。お久しぶりです」
「お久しぶりです」
「今日は何ですかー？」
「今日はイベントのチラシを置いて欲しくて来ました」

洲崎さんが渡してくれたのは、館内のイベントチラシだった。まあ宣伝してくれってやつだろう。

「買ってくれた人に渡すのと、レジ周りに置くのお願いしてもいいですか？」
「かしこまりましたー」

今日も洲崎さんカッコいい！関西弁訛りの敬語もカッコいい！私がメロっていると店長が出勤してきた。うわータイミング悪ー。

新しい店長を見た洲崎さんは挨拶をした。

あーこの2人初対面か。私は店長のことが嫌いだからあんまり洲崎さんと接触して欲しくない。私は2人のやり取りを見ながらモヤモヤした。


「じゃあ、お仕事頑張ってください」
「ありがとうございます。洲崎さんも頑張ってください」

洲崎さんは軽く会釈してくれた後、違う店舗に向かった。

洲崎さんが見えなくなった後店長が私の方を見て口を開いた。

「Aさんってさ、男の人好きなの？」

…は？何が言いたいの。

「え？」
「この前もだったけど男の人と話してる方がイキイキしてるよね。私と話す時よりもよっぽど」

なんか急に嫌味言われた。…うざ。

「あーそうですね。みんな店長より話面白いんで」

カチンときた私は嫌味返した。店長は言い返されると思ってなかったのか少し面食らった顔している。

てか男と話す＝男好きとかいつの人間だよ。

私はイライラして顔に出てしまい感情が抑えられなかった。つーか今店頭に出るの無理だ。

「私休憩行きます」
「あ、待ってよ」

店長に呼び止められたけどシカトしてそのまま休憩所に行った。

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