転部するべきか ページ45
気がつくと僕はゲームに熱中していたらしく、イデア寮長が心配そうな顔で僕の肩を揺すっていた
「ど、どうかしましたか？」
「それはこっちのセリフ。何度呼んでも反応しないどころか手以外微動だにしないとはどんな集中力してるの。ほらもう夜ですぞ。」
「え？わ、ホントだ！すみませんすみません！」
僕は慌てて立ち上がって頭を下げた
ゲームに集中しすぎたあまり時間を忘れてしまっていたらしい
「まぁ拙者もよくあることなんで人のこと言えないけど。」
「本当すみませんでした。つい夢中になっちゃって……」
「いやいや謝ることないよ。にしても短時間でどんどん進んでく様は圧巻でしたぞ？手が動きを覚えてるみたいに凄まじい音たててましたからな。」
「あはは……久々に遊べて楽しかったものでつい……」
「いやいや、その腕前は誇って良い。是非本入部も考えてほしい所存。どう？これを気に陽キャ部から陰キャ部へシフトチェンジするのも一興では？」
「うーん……今の所は大丈夫です。体を動かすのは好きなので。」
「むぅん……残念。でも気が向いたら遠慮なく来てくだされ。」
「……はい。」
正直悩んでいる
バスケ部にはエースもフロイド先輩もいる
もし今後も関係が改善しなかったらバスケ部はやめることも視野に入れないといけない
バスケ自体は好きだから少し勿体ない気もするけど、それでも前世みたいに居づらい中何かをやり続けるのはもういやだから
……いけない、今はイデア寮長の前だ
悩み事なんて迷惑だろうし早々に去ろう
「……すみません、もう帰りますね。またウィンターホリデー明けに来ますね！」
僕は踵を返して扉に向かった
が、その時
「わかった、楽しみにしてる。……あ、ちょっと待って。それならこのゲーム持って帰ってよ。」
「え？」
ふとイデア寮長は僕を呼び止めたかと思うとそう言ってゲームと機械を紙袋に入れてくれた
「これ対戦モードがあるんだよね。どっちが早くクリアできるかのタイムアタック形式の。だから休み明けまでに練習しといて、また来たら対戦しましょうぞ。」
「いいんですか？」
「うん。是非に。」
イデア寮長はいたずらに誘う様にニシシと笑う
が、ふと少しだけ真面目な顔をすると言った
「それに、なんかその顔じゃ嫌なことでもあったんじゃない？」
「え？あ……」
しまった、言葉に詰まってしまった
これじゃあ自白してるも同然だ
言う……べきだろうか
誰かに相談したほうが良いとは思ってる、けど……
パニックになって呼吸が浅くなる
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あんかけうどん(プロフ) - タイミーさん» ありがとうございます！ファンアート大歓迎でございます！ぜひぜひ描いてくださいまし！ (6月20日 23時) (
レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
タイミー(プロフ) - 後失礼ながら私ラドル君の見た目とても気に入ってしまったので描いても良いですか？ダメでしたらすみません💦 (6月20日 23時) (レス) id: 908dc4d734 (このIDを非表示/違反報告)
タイミー(プロフ) - 最新話まで追いつきました‼︎続きとても気になります‼︎無理せずに頑張って下さい(*´∀｀*) (6月20日 23時) (レス) id: 908dc4d734 (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - TRIXIEさん» ありがとうございます！これからどんどん転落していくのでかわいそかわいいラドルくんをどうぞよろしくお願いします！ (5月28日 15時) (レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
TRIXIE - 続きが出ている...!有難うございます!貴方様の動かすランドールと夢主が大好きです! (5月28日 14時) (レス) @page15 id: 2c398aa4dc (このIDを非表示/違反報告)
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