一人になる時間 ページ41
「ふむ、朝日に照らされるとまた一段と違った色になる。美しい髪色をしているね。実にボーテだよ！」
「あ、ありがとうございます……」
相変わらずこの人は距離感が近い……
まぁ嫌ではないけど……メイク前だし少し恥ずかしい
「ヴィルが心配していたよ。病み上がりで元の寮に戻るなんて何があるかわからないと。実際その様子だと何かあったようだし。よかったら、話してくれないかい？」
そういうルーク先輩の目はいつもと違って真剣だった
でも……
「すみません。あまり詳しくは話せないんですが……その……」
「やはり何かあったんだね？」
「っでも！心配しないでください。全部自分で解決できますから！」
「……私がそんな単純な出来事ではないと気づかないと思うかい？」
僕が明るく振る舞っても、先輩は悲しそうな顔をして笑う
そんな顔を見て少し胸が傷んだが、やっぱり迷惑はかけたくない
昔ならいざしらずヴィルさんは今を輝くエンターテイナー
その道の障害になるような事は避けたい
「ごめんなさい。ヴィル先輩には言わないでおいてください。まぁ、軽くふっかけられたけどもう交渉して解決段階にあるとだけ。お願いします。」
まぁ交渉すらしてないんだけど
する勇気も気力も今の僕にはない
そんな僕を見てルークさんはまだ悲しい顔をしていたが、やがて諦めたようにため息をついた
「仕方ない、今は聞かないことにしよう。ただ、いつまでも隠し通せるものではないよ。」
「……わかってます。それでも今は、一人になる時間が必要なんです。」
僕は俯きがちに呟いた
それを聞いてかまた悲しげな表情をさせてしまったが、ルーク先輩は
「わかった。それでは落ち着いたらまた来ておくれ。その時はまた元気な君の姿を見せておくれ。」
とだけ言って去っていった
「は〜……」
申し訳ないが今はこれで精一杯だ
ヴィル先輩が本当のこと知ったらどう思うかな……
いや、考えるのはよそう
休みが明ければ、その頃にはきっと気持ちも落ち着いて踏ん切りついてるだろうから
ーーーーーー
「……あ！しまった！配達！」
『げ、おい早く荷物まとめて飛べ！もうギリギリじゃねーか！』
「わかってるよ！えーっとこれとこれとあとこれ！昨日荷物まとめておいて正解だったな……」
『口にパンはぶち込んどけ。どうせもう終わる頃には飯食ってる時間無いからな。』
「あーもう踏んだり蹴ったりだよくそー！」
この後全速力で全ての配達を終わらせた
尚オクタヴィネルのみ置き配となった
☆長くなりまくって流れがわからんくなった方向けここまでのおさらい→←テント
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あんかけうどん(プロフ) - タイミーさん» ありがとうございます！ファンアート大歓迎でございます！ぜひぜひ描いてくださいまし！ (6月20日 23時) (
レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
タイミー(プロフ) - 後失礼ながら私ラドル君の見た目とても気に入ってしまったので描いても良いですか？ダメでしたらすみません💦 (6月20日 23時) (レス) id: 908dc4d734 (このIDを非表示/違反報告)
タイミー(プロフ) - 最新話まで追いつきました‼︎続きとても気になります‼︎無理せずに頑張って下さい(*´∀｀*) (6月20日 23時) (レス) id: 908dc4d734 (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - TRIXIEさん» ありがとうございます！これからどんどん転落していくのでかわいそかわいいラドルくんをどうぞよろしくお願いします！ (5月28日 15時) (レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
TRIXIE - 続きが出ている...!有難うございます!貴方様の動かすランドールと夢主が大好きです! (5月28日 14時) (レス) @page15 id: 2c398aa4dc (このIDを非表示/違反報告)
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