無情 ページ18
「これはこれは、マジフトで世話になった一年坊じゃねぇか。何故邪魔をする？お前もアズールの奴に酷い目にあわされてきたと聞くが？」
レオナ寮長は余裕の表情で僕を見下ろしてくる
少し怯むが、僕はマジカルペンをギュッと握りしめて睨み返した
「確かにそうです。今だって少ししんどいです。でもだからって寮長が積み上げてきたものを全部壊されるのを見過ごしていい事にはならない。その為に僕はここに来たんです。だから、引いてもらいますよ。レオナ寮長。」
「へぇ、面白い。なら力づくで止めてみるか？俺は手加減できねぇぞ。」
「望むところですよ。」
僕はマジカルペンを構えて戦闘態勢に入った
(レオナ寮長達を狙うと見せかけて契約書に少しだけ当てる……舞った契約書からユウの契約書だけを炙り出して破れば……！)
視力アップのバフ魔法をかけつつ、僕は特攻を仕掛けた
「おっと、好きにはさせないっすよ！
「甘い！」
「弾かれたっ！？」
ラギー先輩がユニーク魔法を発動するも、僕は魔法防壁を瞬時に組んでそれを弾き、レオナ寮長に向けてリーフショットを放った
「チッ、捨て身な戦い方しやがって……一年ができる技じゃねーだろそれ。魔力消費もエグい筈だろ。」
「元より長期戦にするつもりはないですからね！さぁ、契約書から離れてください！」
「断る。」
「……！」
僕は再度魔法を撃ち込むも全てかわされてしまう
「そんな攻撃じゃあ俺に傷一つつけられねぇぜ。」
「わかっていますよ、そんなこと！」
「なんだ、分かってんじゃねぇか。なら大人しくしとくんだな。」
「お断りです！」
「強情なこった。」
「あぁラドルさん！契約書にはくれぐれも気をつけてくださいよ!」
「はい！」
避けられはしているがそれでいい
契約書は順調に舞っている
と、その時だ
(あった……！)
ひらりと舞う契約書の中で、ひときわ目立つ丸い文字
間違いない、ユウの名前だ！
あれをだけ破れば目標達成したも同然だ
僕はすぐに契約書に向けてボイドショットを放とうとしたがそれがまずかった
「隙あり！」
「ぐぁっ！？」
「ラドルさん！」
レオナ寮長が放った魔法の直撃を受けて僕は吹っ飛ばされてしまった
(しまった！油断した……)
起き上がろうとするも重力魔法をかけられて起き上がれない
そんな僕を見てレオナ寮長とラギー先輩は嘲笑う
「残念だったなトカゲの坊や。」
「駄目っすよ〜余所見してちゃあ。」
「っ！」
まずい、まずい、このままじゃ
しかし無情にもレオナ寮長は契約書に手をかけた
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あんかけうどん(プロフ) - タイミーさん» ありがとうございます！ファンアート大歓迎でございます！ぜひぜひ描いてくださいまし！ (6月20日 23時) (
レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
タイミー(プロフ) - 後失礼ながら私ラドル君の見た目とても気に入ってしまったので描いても良いですか？ダメでしたらすみません💦 (6月20日 23時) (レス) id: 908dc4d734 (このIDを非表示/違反報告)
タイミー(プロフ) - 最新話まで追いつきました‼︎続きとても気になります‼︎無理せずに頑張って下さい(*´∀｀*) (6月20日 23時) (レス) id: 908dc4d734 (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - TRIXIEさん» ありがとうございます！これからどんどん転落していくのでかわいそかわいいラドルくんをどうぞよろしくお願いします！ (5月28日 15時) (レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
TRIXIE - 続きが出ている...!有難うございます!貴方様の動かすランドールと夢主が大好きです! (5月28日 14時) (レス) @page15 id: 2c398aa4dc (このIDを非表示/違反報告)
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