お伽噺だもん ページ9
何時ものような雑談で帰路を辿っていた二人だが、真昼はあっ、と声をあげた。
Aがあの場にいたということは、クロの姿を見られたのではないのか、と思ったからだ。
真昼「なぁA、あのマジシャンを倒した時さ〜…水色の髪の毛の男見なかったか?」
その質問に、マジシャン?とAはキョト、と首をかしげる。
真昼「あー…ほら、あのピンクの髪の人のことだよ」
と指を上に突きだし説明する。Aは分かったように、あぁ、と相槌を打つ。
真昼「それで、その時水色の髪の男を見なかったかなって」
Aはちょっとうつ向いてから、顔を上げ、ううん、と首を振った。
真昼「そっか…」
心の中でふぅ、と息を吐く。
ほんの少し、二人の間に沈黙が続き、また真昼は口を開いた。
真昼「Aってさ、吸血鬼とか信じるか?」
Aは予想していなかった質問に驚き、すぐに
A「信じてないかな、お伽噺だもん」
と返した。
真昼「だよな…」
そしてまた、雑談が始まり、二人は自宅へと戻った。
〜続く〜
34人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黯架 - うわああありがとうございます!めっちゃ寝ますね(笑)頑張ります*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* (2020年3月13日 16時) (レス) id: 1175078eb4 (このIDを非表示/違反報告)
しょーゆー(プロフ) - 貴方様の小説が好きすぎて朝と昼と夜しか眠れませn(( めっちゃ好きです!!応援してます! (2020年1月6日 16時) (レス) id: 70ec3f117a (このIDを非表示/違反報告)
杏花 - 気付かなかった…ご指摘ありがとうございますっ!多分コレで大丈夫かと (2019年7月10日 17時) (レス) id: 9321077a4f (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年7月10日 17時) (レス) id: aa79e4e0f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黯架 | 作成日時:2019年7月10日 17時