御話聞かせて ページ41
〜*Aside*〜
はぁ、夏が終わったのに暑いなぁ…
そんな事を考えながら一軒屋の屋根の上で足をプラプラと揺らす。
しばらくすると何時もの 彼奴 が来た。
A「…そんな全身覆い隠すような服で暑くないの?」
?「全然」
相変わらずそっけなく短い返答を返してくる。
A「それで、前の話の続きを聞かせてよ。」
?「前の話?」
A「うん。」
相手が心当たりなさげに揺れるので、はぁとため息を吐いた。
A「私の過去だよ。私の家族を、殺したって。」
私が兄さん達を恨む理由。
全部全部教えてもらってた、この人に。
『両親を殺した』と
SERVAMPは元は人間だった。
人間の頃の記憶が、まだ残っている。
昔かなり大きな御屋敷に住んでいて、お母さんと、お父さんと、弟、妹、お爺ちゃんお婆ちゃん、そして御手伝いさんがいた。
お母さんやお父さん、妹達は吸血鬼の倒し方を知っていたし、ただの人間というわけでもなかった。
先祖の魔術師の血が混ざっていたから。
だから一人じゃ殺せないんだろうな、兄弟全員で殺したって聞いた。
私は家族が好きだった。
だから、敵討ちなんだよ。
真昼が黒猫を拾ったのを見たからあの学校にまで転校して
全てこの人が手伝ってくれたから、感謝してる。
?「あぁ…その話か」
?「どこまで話したかな」
A「ん〜っと、、先生が死んだとこから。」
?「そうだそうだ。色んなのと話していると忘れるな」
色んなのと話す?
つまり誰かと話してるってことなんだ。意外。
だってこんな全身覆い隠すような布を被った人と話す人なんて私以外いないと思ってたから。
布の中身見てみたいな〜
なんて気になりつつも彼奴の話に耳を傾けた。
私が
記憶喪失の間に何があったのか。
〜続く〜
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黯架 - うわああありがとうございます!めっちゃ寝ますね(笑)頑張ります*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* (2020年3月13日 16時) (レス) id: 1175078eb4 (このIDを非表示/違反報告)
しょーゆー(プロフ) - 貴方様の小説が好きすぎて朝と昼と夜しか眠れませn(( めっちゃ好きです!!応援してます! (2020年1月6日 16時) (レス) id: 70ec3f117a (このIDを非表示/違反報告)
杏花 - 気付かなかった…ご指摘ありがとうございますっ!多分コレで大丈夫かと (2019年7月10日 17時) (レス) id: 9321077a4f (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年7月10日 17時) (レス) id: aa79e4e0f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黯架 | 作成日時:2019年7月10日 17時