恐怖のマジシャン ページ5
真昼「ベルキアか…!?」
クロ「またか…めんどくせ-」
クロが体を捻りリュックの中へ戻ろうとする。
真昼「おいクロ行くぞっ」
中に入っていくのを制して、前へと急ぐ。これ以上被害者が出ない内に…!
「何だアレ…マジシャン?レクリエーションか?」
「面白そう〜」
相手が吸血鬼なのを露知らず、暢気な会話を交わしている大勢の生徒達の間から様子を窺う。
たまにチラチラと見える隙間から、帽子を手に取り、一つに縛ったピンク色の髪を揺らす男が見えた。
真昼「やっぱりベルキアか…!」
飛び掛かろうとしたが、彼の周りを囲む大勢の生徒に押され、全くベルキアに近づけない。くそっ、どうすれば…。生徒達の背中を睨み、時々現れる隙間から、再びしばらく様子を窺う。
チラッとベルキアが悪魔のような笑みを浮かべたのが見えた。
「…あ、あぁ…」
一瞬静かになり、沢山の人混みの中から小さな呻き声がして、すぐ消えた。
そして悲鳴が飛び交った。
全員が後ろにいきなり下がり、ドンっと背中に押され倒れそうになる。
「アハハハハ!!」
シャキンっと金属が触れあう音がした。
〜続く〜
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黯架 - うわああありがとうございます!めっちゃ寝ますね(笑)頑張ります*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* (2020年3月13日 16時) (レス) id: 1175078eb4 (このIDを非表示/違反報告)
しょーゆー(プロフ) - 貴方様の小説が好きすぎて朝と昼と夜しか眠れませn(( めっちゃ好きです!!応援してます! (2020年1月6日 16時) (レス) id: 70ec3f117a (このIDを非表示/違反報告)
杏花 - 気付かなかった…ご指摘ありがとうございますっ!多分コレで大丈夫かと (2019年7月10日 17時) (レス) id: 9321077a4f (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年7月10日 17時) (レス) id: aa79e4e0f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黯架 | 作成日時:2019年7月10日 17時