忘れ去られた九番目“虚構”

何と戦っているの? ページ33

だが男性、ましてや吸血鬼に縄なんかで勝てるわけもなく、縄をロウレスは引きちぎった。

ロウレス「ｹﾞﾎｯ…」

ロウレスは喉を押さえてむせる。

彼女と向き直った時には、煙のように彼女は消えていた。





〜*Aside*〜

正直何でこうしているのか分からないんだ。

彼奴が言うからこうしてる。

兄さんが嫌い、憎い、なのに分からないんだよ。

縄で兄さんが死なないことは分かってる。じゃあ私は何で。。






私は何と戦っているの?

誰か教えてよ…


私はこのままでいい?

私は変わらなくていい?変わらない?




私は変われない!!









〜*真昼side*〜

よし、部屋の掃除が終わった。

そろそろクロを迎えに行くか…距離の制限もあるし、そこら辺に居るんだろ。

俺は靴を履いて外に出た。

ここら辺にあるとすれば、公園だな。

公園に足を運んでみると、案の定クロがいた。

珍しいな、リヒトさんとロウレスもいる。









〜続く〜

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