忘れ去られた九番目“虚構”

友達として ページ25

目を覚ませばふかふかのベッドの上にいた。

私は死んだのか?

な訳ないよね…

なんと言うか…頭がクラクラです…思考回路ぐちゃぐちゃです。

真昼「A?目覚ましたか?」

A「う〜…ん……?んっ?」

真昼「何驚いてんだよ…?」

思考回路がヒートアップ寸前なんです…!

何で真昼が居るの?というか何でベッドがあるの?

…あ、そっか、私真昼の家来ちゃってそれで御飯いただいて頭痛くなって倒れて……だっけ。

というか何時までも敵の家にいるわけにはいかないよ…

ﾊﾟﾁﾝｯ

私は真昼のすぐ目の前で手を叩いた。

予想通り真昼は一瞬目を瞑った。


〜*真昼side*〜

いきなりAに目の前で手を叩かれ思わず目を瞑った。

真昼「っ…お前、何すん…」

目を開いてAを見る。

でもそこに彼女の姿はなかった。

クロ「お-…起きたのか…?」

真昼「起きたけど…消えたよ」

クロ「…消えた…?」

きっと敵の家だから、消えたんだろう。

そうか、俺らはもう友達じゃなくて敵同士だったのか…

…俺、友達として、Aに何かしてやれてたかな。






〜続く〜

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