#18 ページ18
YGside
ゆっくり目を開けると、見慣れた白い天井。
体が少し楽になってて、さっきまで暑苦しかったのが嘘みたいで。
腹減ったな、なんて思いながら、反対側に寝返りをうつと
YG「…、」
すぅすぅと、規則正しく息をして寝ている、先輩の髪の毛が目に映る。
ベッドを背もたれに、座りながら寝ていて
ぐでんと下を向く体制が辛いのか、時々唸ったりもしている。
YG「…先輩…起きて、」
苦しそうだから、一回起こそうかと思い、とんとんと肩を叩くが
先輩は揺れるだけで、全然目を覚ましてくれず。
仕方なく、重い体をベッドから起こして、先輩の目の前に移動する。
髪の毛が横顔を隠しているせいで暗いし、何より下を向きすぎてるから顔を見ようにも見れないが
YG「…先輩、…セナ先輩、」
「…ん、」
先輩の頬を両手で包みこんで、ぐいと真正面にあげれば
眠そうにまぶたを開けてくれた。
YG「…先輩、俺のこと看病するんじゃないんですか、」
「…んん、」
寝ぼける先輩に声をかけると
「熱…ご飯…」なんて、単語しか話さなくて、こしこしと服の裾で目を擦るばかり。
それよりも先輩は、自分の頬にある俺の手が気になるのか、ぎゅ、と逆に上から被せてきて。
「…ユンギ君、暖かいねぇ…」
YG「…熱、ですから。」
ほわほわ〜なんて効果音が付きそうなぐらい、幸せそうに目を細めて、眠りの世界に再び行こうとしている。
…いや、そこは逆じゃないの。
俺が、「先輩の手、冷たいですね」みたいになるんじゃないの。
YG「…先輩、もう一回寝るんですか。」
「…ん〜…」
YG「“ん〜”じゃなくて…
あー…もう、」
小さい子のように甘える先輩は、熱がある俺には難関過ぎる。
YG「…はぁ、」
痺れを切らした俺は、もう既に吐息をたてる先輩を横抱きにして、ベッドに寝かせる。
毛布をかけてあげれば、「もう離さない」とでも言うように、きゅ、と掴でいて。
YG「…本当に…」
どこまでも危機感のない人だと、思い知らされた気分。
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湯海(プロフ) - @ami_ARMY_Yoon_Giさん» 日課だなんて(;д;)有りがたきお言葉ですうううう!!!ユンギさんのお話はついつい書いてしまいますね…(;;._.)押し様だからでしょうか…。新作はまぁぼちぼちって感じです。良かったらまた見に来て下さい(*´∀`) (2020年6月15日 16時) (
レス) id: 72dd3534eb (このIDを非表示/違反報告)
@ami_ARMY_Yoon_Gi(プロフ) - 完結お疲れ様です！寝る前に見るのが日課でした！またユンギもの書いていただければ嬉しいなと思います！次も楽しみにしてます！ (2020年6月14日 23時) (レス) id: 08f0c83529 (このIDを非表示/違反報告)
湯海(プロフ) - ひーちゃんさん» ひーちゃん様(*´∀`)嬉しいコメントありがとうございます!!6月からは頑張るつもりですが、やっぱり更新する数は減るかも…(;_;)というか応援メッセージめちゃくちゃ励みになります。これで1週間は頑張れる。…これからも頑張ります(笑) (2020年5月30日 11時) (レス) id: 72dd3534eb (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - 頑張ってください！応援してます！ (2020年5月29日 22時) (レス) id: 9ae200a6e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湯海 | 作成日時：2020年5月7日 17時
