検索窓
今日:1 hit、昨日:39 hit、合計:43,600 hit

344限目 ページ46

「いいでしょう、嬢ちゃん。あなたとわたくしだけにしましょう。それと、ポッターも連れて行きましょうね?さあ、立って」


 グレンジャーの他のみんなは信頼ならないという意味の言葉を聞いて、アンブリッジは言った。大変なものを見てしまったという気持ちでその現状を見ていたら、指の隙間からバチリとグレンジャーと目があった。


「ま__待ってください!ブラックも必要だわ。その武器には、ブラック家の血が必要なのっ!こればっかりは、私たちだって__」

「えっ」


 急に名前を呼ばれて、僕は驚く。そしてちらりとドラコを見た。明らかに睨まれている。


「ええ、ええ、いいでしょ。あなたもいらっしゃい、A」


 猫なで声。ここで断ったら、ヒステリックに怒鳴られることだろう。僕はおとなしくうなずいた。


「先生」


 ドラコが隣で口を開く。


「アンブリッジ先生、誰か親衛隊の者が一緒に行って、お役に__」

「わたくしはれっきとした魔法省の役人ですよ、マルフォイ。杖もない十代の子供二人くらい、わたくし一人では扱いきれないとでも思うのですか?いずれにしても、この武器は、学生が見るべきものではないようです。あなたたちはここにいて、わたくしが戻るまで、この連中が誰も、逃げないようにしてください」


 本当にそんな思いが残っているなら、磔の呪いなんて書けないと思うけれど。僕はそれを黙って、アンブリッジのあとに従った。


「あとで教えてくれよ、A」

「あー、ウン。そうだね」


 面倒くささを押し込んで、僕はアンブリッジの後ろについた。

345限目→←343限目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (98 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
372人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あんころころもち(プロフ) - なんでもあかさん» 良かったです!藩王が遅くなってごめんなさい!これからもぜひぜひよろしくお願いします! 😘😘 (2021年11月25日 17時) (レス) id: 45eb699a28 (このIDを非表示/違反報告)
なんでもあか(プロフ) - あんころころもちさん» 直せてます! (2021年11月25日 4時) (レス) id: 3823565db4 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - なんでもあかさん» 直せた、でしょうか?よろしければ確認していただけると! (2021年11月17日 23時) (レス) @page5 id: 45eb699a28 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - なんでもあかさん» あれ、ホントですね……。もう一度直してみますね!教えてくださってありがとうございます!! (2021年11月17日 23時) (レス) id: 45eb699a28 (このIDを非表示/違反報告)
なんでもあか(プロフ) - 名前変換できてません、 (2021年10月28日 20時) (レス) id: 47b391de74 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あんころころもち | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年8月3日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。