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「そういえば、A」
「なに？」
セオドールの言葉に、次の授業の宿題を引っ張り出しながら答える。去年怒られたことから、しっかりと確認することにいしていたのだ。
「君、守護霊出せるようになったの？」
「……セオドールは？」
自分で答えるのが嫌で、僕は問い返す。当然できていないのが答えだ。あの呪文だけは、どうしても使える未来が見えないのだ。まるで今の僕が未来を想像できないみたいに。
「僕は、まあ、できたけど。これでも一応優秀なんでね」
「よく自分でいうよ」
「君が言ってくれるからさ」
彼のデレのタイミングがいまだによくわからず、僕は肩をすくめる。
「僕はまだ。ねえ、セオドール。君はさ、守護霊を出すときどんなことを考える？」
「君たちのこと」
「え？」
「君と、グリーングラス」
「……そ、そんな恥ずかしいことよく言えるなぁ、もう。でもさあ、近い将来、僕らが君の前からいなくなっちゃうかもしれないんだよ。このご時世だし。そう考えたら、」
「いなくならないよ」
「え？」
「たとえいなくなったとしても、僕の心にはいるわけだろ。少なくとも、僕の心には、死んだ母上はまだ生きていらっしゃる。死は終わりじゃない]
思ってもみなかった言葉に、僕は少し驚いた。セオドールはこういうところがあるからいけなのだ。何でそんな、恥ずかしげもなく言えるのだろう。
「聞いてる？君は僕より頭は良くないんだからしっかり動かさないと」
「失礼だな」
なるほどと、少し参考になったとそれは口には出さず、僕は宿題を鞄にしまった。僕は考えながら、セオドールと次の授業にまで歩いて行った。
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あんころころもち(プロフ) - なんでもあかさん» 良かったです！藩王が遅くなってごめんなさい！これからもぜひぜひよろしくお願いします！ 😘😘 (2021年11月25日 17時) (
レス) id: 45eb699a28 (このIDを非表示/違反報告)
なんでもあか(プロフ) - あんころころもちさん» 直せてます！ (2021年11月25日 4時) (レス) id: 3823565db4 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - なんでもあかさん» 直せた、でしょうか？よろしければ確認していただけると！ (2021年11月17日 23時) (レス) @page5 id: 45eb699a28 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - なんでもあかさん» あれ、ホントですね……。もう一度直してみますね！教えてくださってありがとうございます！！ (2021年11月17日 23時) (レス) id: 45eb699a28 (このIDを非表示/違反報告)
なんでもあか(プロフ) - 名前変換できてません、 (2021年10月28日 20時) (レス) id: 47b391de74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころころもち | 作者ホームページ：
作成日時：2021年8月3日 14時
