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さて、そんな感じでフクロウは進んでいき、ルーン古代語の後。僕は図書室に足を運んでいた。たまには息抜きも必要だろうと思って、何か面白そうな本はないかと物色する。
「……あ」
そういえば、テストとその勉強に追われて忘れていた。僕はつかつかとホグワーツの歴史の書棚に歩く。そして一冊取り出した。それを持って、図書室の中でも死角になっている場所に座る。そして中から、彼女からの手紙を取り出した。
「……は?」
書かれていたのは、巨人について何か知らないかという、よくわからない質問。セオドールに聞いてみてもいいけれど、彼の魔法生物飼育学の成績は、僕より少しいいくらいで、知識量的にはそこまで変わらないはずだ。
「……」
手紙を見つめたまま考え込んでいる僕。そんな僕の肩を、誰かが叩いた。僕は驚いて、勢いよくその手紙を隠した。
「あ、ごめんなさい。そんなに驚くと思わなかったの」
「あ、ああ、ヴィオラか。いや、僕の方こそごめん」
謝った後、僕は思い出す。そういえば彼女、将来の夢は魔法動物に関することではなかっただろうか。
「あのさ、ヴィオラ」
「なに?」
「巨人について知ってる?」
「巨人に興味があるの?」
嬉しそうに笑ったヴィオラ。僕は曖昧にうなずく。
「この前まで、トロールについて調べてたの。教えられることがあれば、なんだって教えるわ。あなたには貸しがあるもの」
「え?そんなの、あったっけ?」
「ええ」
微笑むヴィオラに、僕は首をかしげる。本当にそんな記憶はないのだけれど、まあ、教えてもらえるならいいだろうか。
「でも、ここじゃマダムが怒るわ。場所を変えない?」
「ああ、そうだね」
こちらを睨むマダムピンスの目から逃げるようにして、僕らは図書室を出て行った。
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あんころころもち(プロフ) - なんでもあかさん» 良かったです!藩王が遅くなってごめんなさい!これからもぜひぜひよろしくお願いします! 😘😘 (2021年11月25日 17時) (レス) id: 45eb699a28 (このIDを非表示/違反報告)
なんでもあか(プロフ) - あんころころもちさん» 直せてます! (2021年11月25日 4時) (レス) id: 3823565db4 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - なんでもあかさん» 直せた、でしょうか?よろしければ確認していただけると! (2021年11月17日 23時) (レス) @page5 id: 45eb699a28 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - なんでもあかさん» あれ、ホントですね……。もう一度直してみますね!教えてくださってありがとうございます!! (2021年11月17日 23時) (レス) id: 45eb699a28 (このIDを非表示/違反報告)
なんでもあか(プロフ) - 名前変換できてません、 (2021年10月28日 20時) (レス) id: 47b391de74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんころころもち | 作者ホームページ:
作成日時:2021年8月3日 14時