蛇の僕と獅子の君。Part 8【ハーマイオニー・グレンジャー】

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「A。余計なことを言うべきじゃない。クィディッチがやりたいんだろ」

「……」




　先ほど言いかけたことをとがめられて、僕は唇を尖らせる。エイドは年上だけれど、どこかセオドールに似ている。僕は小さくうなずいて、ドラコを含めた彼らの様子を見つめていた。





「フェアなゲームがしたいんだ」

「それに関しては俺も同意だよ。だけど、このチームだって別に悪くないだろ。みんな気の良い奴じゃないか」

「それは知ってるけど」

「それに、あんな血を裏切る者のことなんてどうだっていいだろ。あまり関わると、君自身の質も落ちるぞ」




　それを聞いて僕は少し驚いた。だけれど顔には出さず、小さくうなずく。

　モンタギューや他の人たちが過度な純血主義者であることは知っていたけれど、まさかエイドまでとは知らなかったのだ。しかし気にしないふりをして、僕はドラコの周りで騒いでマダム・ポンプリーに怒られるパーキンソンたちを見つめていた。

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