【d!】新人の先輩！？【男主】

Krieg:1 ページ3

『く………ふぁ…あ……疲れた………』



寄りかかっていた武骨なオフィスチェアの背もたれから身を起こして伸びをする。ついでに欠伸をひとつ。

全身に血が巡る熱さを感じながら首を左右に倒して鳴らすと、勢いよく立ち上がりキッチンへと向かう。

現在時刻は夜中の2:00。普通の人、特に社会人であれば明日の仕事の為に寝ていた方が良い時刻だ。彼も社会人、仕事も一般と変わらない。
しかし彼にはまだやらねばならぬ事があったのでこの時刻まで起きてしまっていたのだ。



『腹減ったな……何食おう』



ぱかと開けた冷蔵庫から溢れる光に眩しそうに目を細めると、レンジでチンするだけで手軽に食べられるレトルト食品を出す。食器を準備して、レンジに入れてスイッチをぽち。

待っている合間にスマホの画面を見て連絡をチェックする。やがて電子音がなると、火傷しないように袖を伸ばして中のものを取り出した。








彼の夜はまだまだ続く

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