2話 ページ3
「ちち！と…おまえは？」
「お前って呼ぶな。今日からお前の兄になる」
「ちち、おまえってよぶな」
「………」
『…はじめまして。Aっていいます。よろしくね』
「うぃ」
小さい子だ……
ロイドさん6歳って言ってたよな…どう見ても4、5歳だけど。
「アーニャ、むっつ」
『っへ？そ、そうなんだ。僕は7歳だよ』
よ、読まれた？
気のせいか…
家に来るまでに、ロイドさんからイーデン校に通ってほしいと言われた。
僕のことを知っている、とも。
だから僕も本当のことを話した。
*************
『ロイドさん……いえ、黄昏さん』
「なっ…！」
『僕はスパイである貴方をどうしようだなんて思いません。今、貴方は僕を救い出してくれた。どんなことでも貴方に協力します。僕の父も西国の人だったと聞きました。僕には東西のことはわからないし…絶対にイーデン校で特待生になってみせます』
「…わかった。その言葉を信じよう」
*************
ロイドさんがちゃんと僕を信じてくれて良かった。
あのまま施設に返されたらどうしようかと…
(ｸｲｯｸｲｯ
『？…アーニャ、どうしたの？』
「あに」
『えっ』
そうか、僕は今日から、この子の…
『アーニャ、もう一度』
「あに！！」
『ふふっ、なんだい？』
「あに、べんきょーできる？」
『うん。できるよ。教えようか？』
「おしえろ！」
『あはは。外では教えてくださいってちゃんと言わなきゃだめだよ？』
「うぃ」
かわいい。
施設にいた他の子たちよりかわいい。
出会って5分でもう愛着が湧いてきちゃった。
『ロイ、あっ』
家族なのにロイドさんって呼んだら変か…
慣れちゃうと外でも呼んだら困るし…
『父様！』
「！どうした」
『紙と鉛筆をください』
「勉強するのか？」
『はい。アーニャに教えようかと』
「…覚えさせるだけだ。問題も答えもある」
『あ、そうなんですね…じゃあ効率のいい覚え方を教えよう』
聞けば、編入試験なんてものはイーデン校では前代未聞で、試験問題も入手不可能だったらしい。
でも。
「お前なら解けるな？A」
『はい！』
僕にかかればイーデン校の入学試験なんて試験時間の半分で解ける。
事前に見なくても楽勝だ。
「あに、てんさい？」
『…うん！』
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彩豊(プロフ) - フォージャー家の新たな一員になり、とてもドキドキしました！これからどんな学校生活になるのかが楽しみです(*^^*)てぇてぇ…さん、続きを心からお待ちしておりますっ！ (2022年10月10日 15時) (
レス) @page4 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
モチ(プロフ) - めっちゃ好きです！更新まってます！！ (2022年8月16日 5時) (レス) @page4 id: 91e5f72c7d (このIDを非表示/違反報告)
羅維＠raira - 更新待ってます‼めちゃめちゃ面白いです‼ (2022年7月22日 13時) (レス) @page3 id: 875565d54e (このIDを非表示/違反報告)
rurinigana(プロフ) - めっっちゃ好きです！更新頑張ってください！ (2022年7月17日 23時) (レス) @page3 id: 29637ba3af (このIDを非表示/違反報告)
ちーや - ヤバい…好きぃぃぃ！更新待ってます！ (2022年7月1日 22時) (レス) @page3 id: 260906d624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぇてぇ… | 作成日時：2022年6月20日 0時
