恋人兼弟が無防備過ぎる件について(兄シル)

鵜呑み ページ18

兄クside

さてさて、




諒は俺が出した条件を綺麗に承諾した。




多分普段俺がスマブラをやっている所を




見ていないからだろう。




オマケに動画でプロと戦って勝ったのも見たし、




フィッシャーズの中なら1番強いらしい。




そこまで来れば余裕と思うのもわからなく無い。




でも甘いな。




余裕だと思ってたら




後ろから寝首搔かれんぜ？









俺が決めた条件の一つに




＜買った方の言うことを1つ聞く＞




と決めてある。




勿論これは




『今夜企んでいることを実行させること』だ。




そりゃ今夜抱かせることでも、




今夜俺の部屋に来ること、とでも




なんとでも出来る。




でも、俺は頼まないと抱けないほどウブじゃねぇ。




寝込みを襲う事なんか余裕だわ、









作戦が決まったとこで、家に着いた。




………いけね、




作戦より先に肉じゃがの作り方だったわ。




『おい、袋から出して野菜洗っといて。』




「あ、おう、」




あいつに野菜を洗わせている隙に




スマホで作り方を調べておく。




………やっぱり企画で作ったやつは




避けた方が良かったか……









ええい、今更考えても仕方がない。




最終的に味が付いたジャガイモと肉を




出せば良いんだろ？




弟にまともな飯、伝授してやるよ。

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