劣等生５２ ページ8
簡潔にまとめるとこうだ。
私が一応(これ私の中では重要)敵側であるカマル側でありながらシャムス側である侑達のグループに近づいたから。それから、昨日の一緒に放課後遊んでいたところを見て落ちこぼれの癖にエリートと一緒にいるなと思ったらしい。
いや知らんがな。
あとは彼女たちの勝手な思いばかりだった。聞いているこっちが侑君たちそんな風にこの子たちに思われていたんだと彼女たちがかわいそうに思えるものばかりだった。そのために私に痛い目を見てもらうということだった。もうここまで言われるとどうでもよくなってしまった。もう、疲れた。偽るのも反抗するのも。もうどうにでもなってしまえという感情だけが私を支配した。
『いいよ、好きにすればいいじゃん。それで君たちが満足するならすればいいじゃない。ほら、さっさとしなよ』
そういうと彼女たちは少したじろいだ。きっと、もっと反抗すると思ったのだろう。しかし、ほんの少しそのそぶりを見せただけですぐに気丈な振る舞いに戻っていた。
女１「ふん、ようやくわかったようね。そうよ、そうやっておとなしくしておけばよかったのよ。そ
うすればこんな風に目をつけられることはなかったのにね！」
そういうと次々に攻撃をしてきた。私は何もしなかった。ただやられているだけだった。骨が折れる感覚がした。痛いとかそんな感覚はなくただ体が次第に感覚がなくなっていく感じがした。長い間たったのかそれとも少しの時間だったのかぼーっと考えていると、一人の女がこういった。
女３「こうなったのも自業自得ね。すぐには死なないような程度でけがをさせたけど手当てをしないとそのうち死ぬかもね。まぁ、誰かに助けを乞えばいいだけの話だけどね。ほら、いつも一緒にいるあの女の子とかね！助けを呼べるだけの力があるか知らないけど。そのうえここは人通りがほとんどない場所。見つけてもらえると思わないことね！ははっ！それじゃあね、劣等生さん」
女１「あ、そうそう。どうせあなたが死んでも誰も悲しまないわよ。家の人からも疎まれているあな
たならなおさらね。自分の運命を呪うことだわ」
長々と動けない私に向かっていったあと笑いながら遠ざかっていく足音が聞こえた。普段の私ならここで治癒魔法を使って何もなかったようにすぐに回復するところだけどそんな気力もなかった。もう、このまま意識を手放したら楽になれるのではないかと思い、ゆっくりと目を閉じた。
続く (更新停止中)
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えな(プロフ) - こういうお話大好きです！まってました！更新待ってます！ (2021年7月15日 0時) (
レス) id: 7aee9242eb (このIDを非表示/違反報告)
わぐまん - とっても面白いです(*^^*)更新頑張ってください(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘ続き待ってます( ；-｀д´-) (2020年11月1日 14時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)
ひじき(@∀@)(プロフ) - coilさん» ありがとうございます！更新遅いですが頑張っていきます！ (2020年6月24日 19時) (レス) id: 83953b52d4 (このIDを非表示/違反報告)
coil - 続編嬉しいです！頑張って下さい！ (2020年6月10日 23時) (レス) id: fc8358a1d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひじき（＠∀＠） | 作成日時：2020年5月31日 21時
