21話 ページ23
足を踏み入れた途端その光景は地獄だった
巨人から逃げている者…巨人に喰われている者
この世とは思えない程の悲鳴を上げている者
『もうここまで巨人が…』
この短時間でここまでくるとは前衛部はほぼ全滅という事と等しかった
ガスを吹かしながら巨人の元へと私達は向かっていった
「前方に10m級2体接近！」
『私が削ぐ………お前らは先に行け！』
ラナ「わかった！2体だから気を付けて」
私は27班が全員行ったのを確認して家の壁にアンカーを刺した
『さて…どこからやろうか……』
1体目の巨人は手足を削いだそのままうなじを狙って削いだ
2体目は生憎奇行種だった 近くの家の煙突にアンカーを刺し、勢いよく宙に舞った
上からうなじを削いだ
『こんなもん？…………』
私は2体の巨人を削いだ後急いで自分の班の元へと行った…が班の全員が呆然と屋根の上に立っていた
『どうし…』
私の言葉は止まった …なぜなら
「イヤァァァァァァァァァ」
「やめろォォォォ」
それは…思わず目を塞いでしまう光景だった
仲間の訓練兵達が多数の巨人に喰われていた
見るからに巨人の集団に運悪く出くわしたと考えられた
ラナ「…あ…………A」
ラナはようやく私の存在に気が付いたが私に助けを求めるような声で名を呼ばれた
こんなの…………見殺しに出来る訳がない！！
私は考えるよりも身体が先に動きそのまま巨人達の元へと突撃した
ラナ「A！！」
ラナが私の名を呼んだがそんなの返事してる暇がない
壁にアンカーを刺し、2体の巨人を回し斬りした
視界を防ぐために巨人の目玉に刃を刺し指を削ぎ、手の中にいる兵士を2人救出した そして屋根の上に2人を投げた
次に巨人が兵士を喰う寸前でガスを急いで吹かしうなじを削いだ
それでとりあえずこの場にいた巨人は全て削いだ。兵士を5人救出出来た
『これで全員？』
屋根の上にいる救出した兵士に問う
「あ…あぁ………お前のお陰で助かったぜ」
「ありがとうA！貴方が居なかったら私はここにいなかった」
と、次々に言われた
『仲間を助けただけ。礼を言う必要はない
じゃあ、私は戻る』
そう言ってラナ達の元へと行こうと思ったら
さっきまでいたとこに誰もいなかった………。
『は……？』
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アニオタM(プロフ) - すみません！指摘して下さってありがとうございます！ (2015年5月17日 19時) (
レス) id: 48573a2fde (このIDを非表示/違反報告)
コミュに行けないパンダ(プロフ) - 12話のセリフ1部分『今しがた』が『今したが』になってます。 (2015年5月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 5825f75603 (このIDを非表示/違反報告)
アニオタM(プロフ) - すみません今まで名前変換できませんでしたよね？これからは出来るので変換して下さい！本当にすみませんでした (2015年3月18日 18時) (レス) id: 5c95b52759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アニオタM | 作成日時：2015年2月7日 18時
