～花ざかりの君たちへ～☆2☆ (ページ5)

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48話ページ5

『あ…いた』

難波先輩がいないから伊緒さんに聞いてみたら自分の部屋にいると思うって言われたので入った

『難波先輩、電気くらいつけましょ～よー』

パチッ

かわりに電気をつけた

南「A………」

ベットの上に寝ていた難波先輩をみたら魂が抜けたみたいな顔をしていた

『だ、大丈夫ですか？』

そばに寄った

ギュッ

抱き締められた

『なんかあったんですか？』

そっと聞いてみた

南「実は…………

今日初恋の人にあったんだ」

『え？………難波先輩のですか？』

南「あぁ………」

少し声が震えていた

『難波先輩………』

難波先輩をそっと離して顔を見た

『私が………はなし聞きますよ？(微笑』

難波先輩の手を握った

南「初恋の奴は実は中学の時の家庭教師なんだ」

『家庭教師！？』

南「そいつと今日会ったんだけど………会社の上司と結婚するって………」

『結婚………』

南「会社の上司ってどうせ、金目当てとか用済みだったらすぐ捨てるだろ？

だからもう奪っちまおうかと思ってよ」

『それで………』

南「？」

『それでその人は幸せなんですかね？

先輩は自分が幸せなだけでいいんですか？

私にはその気持ちがわかりません』

南「…………………。」

先輩は、はっとしたような顔をした

『はっきり言ってその人が上司と結婚して幸せになるか私にはわかりません

でも、それでも先輩がその人を幸せになるように送り届けるのなら私は手伝いますよ？』

南「………A、今から花屋に付き合ってくんね？」

『はい！』

そうして花屋に向かった